大谷選手が一躍有名になったのは、彼の信じられない二刀流プレーですが、そのパフォーマンスを支えるものこそ、徹底的な食事管理です。彼は食事を「楽しむもの」とは考えず、あくまでも「栄養補給の手段」として捉えています。
この考え方は、高校時代からすでに始まっていました。花巻東高校で痩せ型の体格を改善するため、毎日どんぶりご飯10杯を食べるというノルマを自ら課していました。また、練習の合間にもおにぎりを食べ、常に必要な栄養を補給していました。プロテインシェイクに豆腐を入れるという独特の方法でタンパク質を補給するなど、食に対する意識の高さは群を抜いています。

プロ入り後はさらにその食事管理が進化し、シーズン中の体調やトレーニング内容に応じて、食事を増量期と減量期に分けて徹底管理しています。
増量期には筋力を増やすため、炭水化物とタンパク質を大量に摂取し、減量期には糖質を抑え、主に野菜や高タンパク質の食品を中心とした食事を摂取しています。このような徹底した食事管理により、大谷選手は常に最高のコンディションで試合に臨んでいるのです。
2023年のWBCで、大谷選手の食生活は同僚選手たちの間でも大きな話題となりました。オリックス・バファローズの裏木選手は、大谷選手の食事を見て「試合前にご飯大盛り、ゆで卵にブロッコリーとサラダ。おかずはどこ?」と驚き、中日ドラゴンズの高橋選手も「ものすごい量のゆで卵を食べていた」と振り返ります。
食事を楽しむという感覚がほとんどなく、ひたすら栄養摂取に徹している姿勢に、周囲は驚きを隠せなかったと言います。ソフトバンク・ホークスの近藤健介選手も、大谷選手の食事習慣について「パスタを塩だけで食べるって、人生つまらなくない?」と冗談を言ったほどです。

しかし、大谷選手にとっては、これが当たり前。彼は過去のインタビューで「美味しいものを食べたいという欲求はほとんどない。無駄な時間を使うのが嫌いだから」と話しており、食事はあくまで自分の体を最適な状態に保つための手段に過ぎないのです。
大谷選手が栄養管理に目覚めたきっかけは、メジャーリーグで活躍するダルビッシュ有選手との出会いでした。
2015年の合同自主トレで、ダルビッシュ選手がどのように食事を管理しているかを間近で見た大谷選手は、深く感銘を受けました。
ダルビッシュ選手は、トミー・ジョン手術を受けた後、徹底的な肉体改造を行い、栄養バランスを考えた食事を1日に6〜7回に分けて摂取するという方法を実践していました。これに影響を受けた大谷選手も、自身の体づくりに取り入れ、短期間で7〜8kgの体重増加に成功したのです。

このようにして、大谷選手はプロフェッショナルとしての食事管理に真剣に取り組み、現在のようなメジャーリーグで圧倒的なパフォーマンスを見せる肉体を手に入れました。
さらに、大谷選手は食材選びに関しても徹底的です。定期的に血液検査を行い、体に合う食材と合わない食材を見極め、最適な栄養を摂取できるように工夫しています。
彼は「食事はゲン担ぎではなく、血液検査を元に決めている」と語り、少しでも体に良い影響を与える食材を取り入れることに注力しています。これにより、試合やトレーニングにおいて常に最高の状態を保つことができているのです。

大谷翔平選手の驚異的なパフォーマンスの背景には、この徹底した食事管理があることは明らかです。焼肉好きな一面もありますが、それすらも栄養補給の一環として捉え、必要な栄養を効率的に摂取しています。また、彼が苦手だったトマトを克服したのも、体に良い食材であれば積極的に取り入れるというプロフェッショナルな姿勢が垣間見えます。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=K3RjlnrJuHU,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]