ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が、ポストシーズンの舞台でまさに輝きを放った。ポストシーズン初戦に指名打者として出場し、その雄姿はファンのみならず、米国全体に強烈な印象を残した。野球少年のように純粋にプレーを楽しむ大谷の姿勢が、再び全ての視線を奪うこととなったのだ。

対するサンディエゴ・パドレスの先発投手、ディラン・シースは今シーズン14勝を挙げ、防御率3.47を記録する実力派だ。しかし、この日、試合は2回二死一、二塁のピンチを迎えた。カウントは2ボール1ストライク、シースは150キロを超えるフォーシームを投げたが、それを豪快に捉えた大谷のバットは弾丸ライナーを右中間スタンドへと突き刺した。この一振りは、ポストシーズン初のホームランであり、同時に試合を振り出しに戻す貴重な3ランとなった。

その瞬間、球場全体が驚愕に包まれた。シースの投じた球は決して失投ではなかったが、大谷はそのボールを完璧に捉え、記者たちもその一打に驚きを隠せなかった。米国のスポーツメディア「The Athletic」のファビアン・ガルダヤ記者は「97マイル(約156キロ)のゾーン高めの球をあんな風に打てるべきじゃない」とエックス(旧Twitter)に書き込み、大谷がどれほどの技術を持つかを強調した。
また、ESPNのエルデン・ゴンサレス記者は「大谷翔平は言葉では多くを語らないが、そのプレーが全てを語っている」と称賛。特に、大谷が厳しい状況でこそ生き生きとプレーする姿が、彼の真の力を示していると感動をもって語った。

大谷のホームラン後に見せたバットフリップも話題を呼んだ。通常は、冷静にバットを軽く投げるのが大谷のスタイルだが、この日は違った。ホームランを放った瞬間、彼は大きな雄叫びを上げながら、力強くバットを投げ捨てた。その光景に、ドジャース公式エックスは「過去一気合の入ったバットフリップ」とコメントし、多くのファンも「荒ぶる神」と熱狂した。
この感情の爆発は、大谷がどれだけこの試合に賭けていたかを示しており、チームメイトやファンの士気も一気に高まった。
さらに、この試合で忘れてはならないのは、フレディ・フリーマンの執念のプレーだ。足首を痛めており、全治3ヶ月の診断を受けていたフリーマンだったが、痛みを押して出場。二点差で迎えた三回の先頭打者としてヒットで出塁し、続けて盗塁を試みた。スライディングの際にはユニフォームが破れるほどの激しいプレーに、観客も興奮し「フレディ!」コールが響き渡った。

フリーマンのこの魂の盗塁は、チームにさらなる勢いを与え、大谷も「彼のように痛みをこらえて全力を尽くす姿は、打線全体に影響を与える」と感銘を受けたことを明かしている。
パドレスのエース、ディラン・シースは試合後、大谷にスリーランを許したシーンを振り返った。「大谷は間違いなく偉大な打者だ。彼に良いスイングをされた」と語り、悔しさを滲ませた。決して失投ではなかったが、リードを守りきれなかったことに、シースは自らの力不足を認めた。
シースは今季も安定した成績を収めてきたが、このポストシーズンで大谷という壁に阻まれた。彼は「リズムに乗れなかった」と語るが、その背景には、大谷の持つ特別な力が影響していたに違いない。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=DQ5dyCB4ZyM,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]