2018年5月16日、伝説的な歌手西城秀樹さんが心不全でこの世を去り、彼の逝去は多くの人々に衝撃を与えました。彼の妻である木本美紀さんは、西城さんの晩年の闘病生活を支え続け、今ではその遺産と共に残された家族を守り続けています。
西城秀樹さんと木本美紀さんが出会ったのは1999年のことでした。当時、西城さんは44歳で、独身貴族としての生活を楽しんでいたと言います。彼はすでに結婚を諦めかけていましたが、木本美紀さんとの出会いがその考えを変えました。
木本さんは、近畿大学理工学部土木工学科を卒業後、建設コンサルタント会社に就職しており、下水道の設計という忙しい仕事に従事していました。芸能界とはまったく縁のない環境で育った彼女は、西城さんを「一個人」として接し、スタートしてではなく、自然体で彼と向き合いました。
彼女が初めて西城さんとデートしたとき、なんとママチャリに乗って現れたと言います。そんな自然体な彼女に、西城さんは次第に惹かれていき、2001年に46歳の西城さんと28歳の木本美紀さんは結婚しました。
西城秀樹さんは結婚直後の2001年、脳梗塞を発症しました。その後、8回もの脳梗塞を繰り返し、その度に闘病生活を余儀なくされました。
木本美紀さんは、その間ずっと夫を支え続け、献身的な看護を行っていました。
2018年4月25日、夕食を共にしていた家族の前で、西城さんは突然意識を失い、そのまま意識が戻ることはありませんでした。木本美紀さんは、その時のことを「今でも記憶が断片的で、その後の出来事がまるで夢のようだ」と振り返ります。西城さんの死後、美紀さんは著書『青い空へ 夫 西城秀樹との18年』で、その18年にわたる闘病生活を詳細に明かし、世間に大きな反響を呼びました。
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