中原ひさんは夫である江原慎次郎さんがパーキンソン病にかかり、在宅介護をする中で、マンションでの生活が重要だったと語っています。2021年に一軒屋からマンションに引っ越し、神奈川県の海に近い場所に住んでいます。この新しい環境で娘一家との交流が増え、テレビ電話や家族とのコミュニケーションが彼女の心の支えとなっています。
引っ越しの際は、所有物の半分以下に減らす必要があり、中原ひさんは経済観念に疎く、気に入ったものは高額でも買ってしまう性格であったことが明かされました。新しい生活では、家族との交流が増え、自ら料理を始めるなど、ポジティブに生活に取り組んでいます。また、夫の介護には医療知識が不足していたため、訪問介護の意見を参考にし、夫を介護施設に入所させる選択をしました。
江原慎次郎さんは俳優として活躍し、夫婦で長い間の結婚生活を築いていましたが、1990年に車の事故で亡くなり、中原ひさんは夫との62年にわたる連れ添いの結婚生活に別れを告げました。夫は映画やテレビで悪役や個性的なキャラクターを演じ、家族思いの一面も持っていました。夫婦には土屋歩みさんと土屋沙織さんの2人の子供がおり、特に土屋沙織さんは俳優からネイリストへと転身し、家族3代でテレビ番組にも出演したことがあります。
現在、中原ひさんは娘の家族と同居しています。介護が難しくなったことから夫を介護施設に入所させたものの、彼女の元気な姿勢が伝わり、安心して過ごせる環境であると話しています。彼女は将来的には娘の家で同居する可能性も考えており、自身の健康にも気を使いながら、大切な家族との時間を大切にしています。