「NHK紅白歌合戦」は、かつては高視聴率が当たり前だったが、近年は伸び悩んでいる。’98年の第49回紅白歌合戦は、安室奈美恵の復帰で57.2%の視聴率を獲得し、現在の前後半の二部制になってから最高の視聴率となった。その他の要因としては、初出場のアーティストや民放から誕生したモーニング娘。の注目度、武田鉄矢のバラードの熱唱、和田アキ子や五木ひろしのトリのパフォーマンスが話題となった。総合司会の宮本隆治さんは安室奈美恵の空気が漂っていたことを振り返り、司会の久保純子アナと中居正広の若手コンビも話題を呼んだ。’98年の紅白歌合戦以降、視聴率は下降し、多くの人の記憶に残っている「伝説の紅白」となった。
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