ある日の新幹線の車内。俺は予約した指定席に着席し、ゆっくりと快適な旅を楽しんでいた。すると、オバサンが私の席に近づいてきた。 オバサン:「この席は譲ってもらった!ここに座らせてくれるように頼んでいたのよ!」 俺:「申し訳ありませんが、ここは私の指定席です。」 オバサンはひどく驚いた様子で駅員を呼びました。 駅員:「お客様、こちらは車内の指定席です。予約されているお客様が優先となりますので、ご了承ください。」
オバサンは言葉を失い、困惑した表情を浮かべました。 俺は内心で、もしもしっかりと拒絶していたら、このようなことは起こらなかったのだろうと思いました。オバサンに譲るという優しい心が、逆に裏目に出てしまったのです。
俺:「すみませんが、他の席に座っていただくことはできますか?こちらに誘導しますので、ご安心ください。」 オバサンは初めは少し怒り気味でしたが、私の対応に少しずつおだやかさが戻ってきました。最終的には私が案内する席に座ってくれ、それ以上のトラブルは起こりませんでした。 初めての経験ではありましたが、この出来事を通して、私は人とのコミュニケーションの大切さを再認識しました。譲り合いの心は素晴らしいことですが、相手に頼まれる前に自分の権利を主張することも重要だと学びました。そして、その場に適切な対応をすることが、より円滑な関係を築く手段なのだと気付かされました。