24時間テレビのチャリティーマラソンは、毎年多くの視聴者に感動を与える一方で、やらせ疑惑が絶えない企画でもあります。今年も、元自衛官でお笑い芸人のやす子さんがランナーとして挑戦したこのマラソンに、新たな疑惑が浮上しています。今回は、やす子さんの過酷な幼少期から今回のマラソンやらせ疑惑に至るまで、深掘りしてご紹介します。

やす子さんは、1998年9月2日、山口県宇部市で生まれました。彼女の人生は幼少期から厳しいものでした。2歳の時に両親が離婚し、母親に引き取られて母子家庭で育ちました。しかし、家庭の経済状況は非常に厳しく、テレビや洗濯機もない生活を強いられていました。小学校時代は、給食以外に食べるものがほとんどなく、余った給食を妹に持ち帰っていたことを後に語っています。
彼女はそのような困難な状況の中でも、明るさを失わずに成長していきました。中学では水泳部に所属し、市の大会で優秀な成績を収めたことから「先生」と呼ばれるほどの存在感を示していました。しかし、家庭の問題はさらに深刻化し、交通事故をきっかけに中学3年生の時に児童養護施設に入ることを余儀なくされます。母親との関係も16歳から22歳まで途絶え、やす子さんの心には深い傷が残りました。
高校卒業後、やす子さんは自衛隊に入隊し、ブルドーザーオペレーターとして勤務します。自衛官としての生活は一見安定しているかのように思えましたが、彼女は2年で退職。退職後はアルバイト生活を送りましたが、何度も解雇されるなど、彼女にとっては厳しい日々が続きました。「もう人生終わりだと思った」と語るほど、将来に絶望していた時期もあったそうです。

やす子さんは、24時間テレビのチャリティーマラソンに挑戦しました。台風接近の影響で、マラソンは当初の予定から大幅に変更され、日産スタジアムを75周走った後、一般道を通りゴールの両国国技館を目指す形式に。彼女は14時間以上かけて81kmを完走し、多くの視聴者の感動を呼びました。しかし、その後、このマラソンにやらせ疑惑が浮上したのです。
YouTuberの三納物語が9月7日に投稿した動画が注目を集めました。彼はやす子さんが走った同じコースを歩き、どれだけの時間がかかるかを検証したのです。驚くべきことに、彼はサンダル履きでゆっくりと歩きながらも、やす子さんよりも早くゴールに到着しました。これにより、視聴者の間で「わざと時間を調整していたのではないか」という疑念が広がりました。

この疑惑に対し、多くの視聴者は冷静な反応を示しました。
「テレビなんて全部演出でしょ?」 「24時間かけてマラソンやるなんて、昔からやらせがあるのは当然だよ。」
こうした意見がSNS上に多く見られました。特に、これまでも24時間テレビのマラソンでは、ランナーが車に乗ったという「ワープ疑惑」や「時間調整の演出」が取り沙汰されてきました。
そのため、やらせというよりも「テレビの演出として受け入れている」という意見が多数派となっています。