"卒業3か月前に消えた娘" 第8話
3、結果がた。
達夫が当いた公類と同物の跡と判断された。
《蓮子、気づいている。処理が必》
達夫自がいた能性が極めてい。
捜査本部の空気が変わった。
はホワイトボードので腕を組んだ。
「状況証拠はかなり揃った」
誰もを挟まなかった。
「だが、これだけで最まで押し切れるとはうな」
川崎が帳のコピーをめくっていた。
突然、が止まった。
「図館」
田が顔をげた。
「何です?」
「6、学の図館で聞き込みをした、職員の女性が何か言いかけたんです」
「記録にありますか」
川崎は古いファイルをめくった。
の名が残っていた。
佐々。
当、学図館の閲覧を担当していた女性だった。
佐々を見つけるまで2かかった。
すでに学図館を辞め、内の別の職で働いていた。
田が話で蓮子の名をすと、佐々はしばらく何も言わなかった。
やがて静かな声で聞いた。
「蓮子さんの件ですね」
質問ではなかった。
「はい」
「いつか、お話ししなければいけないとっていました」
2は内の喫茶で会った。
佐々は約束よりく来ていた。
田が向かいに座ると、彼女は自分から話し始めた。
「199511の初めです」
蓮子は図館の常連だった。
閲覧担当の佐々とは顔見りで、資料の探し方を尋ねたり、閉館ぎりぎりまでコピーを取ったりしていた。
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ある夕方、蓮子はつの封筒を持って現れた。
くはない。
茶い普通の封筒。
しかし糊でしっかり封がしてあった。
「これ、預かってもらえませんか」
佐々は戸惑った。
「何?」
「3以内に取りに来ます」
「来なかったら?」
蓮子は周囲を見た。
それから声を落とした。
「警察に届けてください」
佐々は笑えなかった。
「どうしたの?」
「最、誰かに見られてる気がするんです」
「誰に?」
「分かりません」
「族には?」
蓮子は首を振った。
「まだ言えません」
「封筒のは何?」
「らない方がいいといます」
そして佐々のを握った。
「お願いします」
それが、佐々が見た蓮子の最の姿だった。
3。
蓮子は来なかった。
4目、方にさな記事が載った。
《富学女子学、方分からず》
名を見た佐々は、ロッカーに入れた封筒を取りした。
警察へかなければならない。
約束した。
分かっていた。
それでもがかなかった。
「怖かったんです」
佐々はテーブルのでを握りしめた。
「蓮子さんがあんな顔で『警察へ』と言ったものを持っていけば、今度は自分が何かに巻き込まれるんじゃないかとって」
結局、届けなかった。
ロッカーの奥に隠した。
1かが過ぎた。
半。
1。
事件は聞から消えた。
佐々が図館を退職する、封筒も自宅へ持ち帰った。
それから6、クローゼットの奥に置いたまま度もけなかった。
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「今もありますか」
田が尋ねると、佐々は頷いた。
「持ってきました」
鞄から古い封筒を取りした。
表には宛名も差もない。
蓮子の文字で、ただ言。
《けてください》
佐々は震える声で言った。
「ごめんなさい」
田はすぐには何も答えなかった。
責める言葉も、簡単な慰めも、このには軽すぎる気がした。
封筒は証拠品として持ち帰られ、正式な続きを経て翌朝封された。
川崎。
田。
。
3がち会った。
には政文のコピーが3枚あった。
事現で見つかったものと同じ種類だったが、こちらには蓮子自のき込みが量に残っていた。
《政資料 3,860万円》
《民側記録 2,940万円》
《差額920万円》
別のにも差額。
別の番にも差額。
最のには、達夫と複数の関係者の名があった。
そして、便箋が通。
《このを読む方へ》
蓮子は、自分が卒業論文の取材をするで額の致に気づいた経緯をいていた。
民の元にある記録と政資料がわない。
同じ域で何度も起きている。
資料を辿ると担当者に叔父の達夫がいた。
信じたくなかった。
だから直接聞いた。
縁側で2きりになった、あの。
《叔父は最初、昔の仕事だから覚えていないと言いました》
《でも私がコピーを見せると、急に顔が変わりました》
達夫は「余計なことを調べるな」
と言った。
卒論から補償の部分をせ。
コピーを渡せ。
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