"夜勤明けに締め出された私――15分後の「さようなら」" 第3話
7の休暇
さんは犬の散歩から戻ったところで、青い作業を見たという。夕方6で、玄関には作業着のが2いた。
「拓也さんもにいたわ。2階の窓のところに見えたから。でも、誰が何を頼んだかまでは分からないの」
私は聞いたことを帳にき、さんに刻だけもう度確認した。曖昧なところは、曖昧なまま残した。
その夜、拓也からいLINEが届いた。
《俺だって、あのはわざわざ休を取ってにいたんだぞ。ちゃんと話そうとって。それを婚だなんてげさなんだよ》
私は、その文のにく返した。
《その休は、いつ申請したの?》
《あのの1週。何が言いたいんだよ》
しい部のテーブルには、帳と携帯しかなかった。私は帳の余に「7」といた。料理を断ったのは夜勤へる直だった。それよりに、拓也は私が帰ってくる朝を休みにしていた。
翌の法律相談で、私は向俊弁護士に、保したやり取りを見せた。先は画面を読み、帳にも目を通したうえで、記録と確認できている事実を分けて理した。
「まず、別居に至った経緯を残しましょう。まいと活費、それから婚の条件は、順に確認していきます。そのの名義はどなたですか」
「義父です。今は関へ単赴任しています」
「お父様は、鍵を替えたことをごじですか」
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私は首を振った。相談をてからも、その問いが残った。
修さんには、ずっと言えなかった。以、義母とのことを相談したいと夫に話すと、「忙しい親父に母さんの悪を吹き込むのか」と責められた。そのしばらく、卓で私だけが話しかけられなくなった。
義父が単赴任にてからの3、帰省のだけは静かになった。夜勤けなら休みなさいと義父が言い、義母もその隣で頷いた。私は次に義父が戻ってくるまでの数を数えていた。
けれど、今はあの卓に戻る必がない。
私は携帯を取りし、自分が借りた部にいることと、もう同居を続けないと決めたことを送った。折り返しかかってきた話で、玄関で起きたことを順に話した。
「母さんは、親戚の集まりが嫌でていったと言っとった」
義父の声がくなった。
「違います。夜勤から帰って、入れませんでした」
「拓也もにいたのか」
「はい。自分も賛成したと言われました」
義父はしばらく黙った。私はその沈黙を埋めずに待った。やがて、今いる部でちゃんと眠れているかと聞かれたので、眠れていると答えた。
「仕事を調して帰る。鍵を替えたことは、わしにも連絡がない」
2の夕方、義父から話があった。自分の鍵でもかなかったという。
「最初は違えたかとった。寮の鍵と見比べて、玄関で5分もかかった。
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母さんは、古くなったから替えただけだと言っとる」
私をへすためだったことを、義母はまだ認めていなかった。そこへ夫から《親父に何を言ったんだ》と届き、画面のになった。
「お父さん、私はあのでは話しません」
「分かった。別の所でいい」
翌、義父と駅で会った。62歳の義父はから持ってきた鞄を元に置き、ポケットから古い鍵をした。私が持っているものと同じ形だった。
「半ほどでこっちへ戻る予定だった。それまで丈夫だとい込んどった」
「私も、そうっていました」
義父は鍵を握ったまま、しをげた。
「見えているところだけ見て、してしまった。悪かった」
私は鞄のの帳に触れた。ここで「もう丈夫です」と答えれば、義父はし楽になるだろう。でも、これから決めなければならないことは、そのまま残る。
「婚の話は、私からめます。お父さんには、のことと鍵の事のことを確認していただきたいです」
義父は顔をげ、頷いた。
私は向先に正式な依頼をし、双方の予定がうに事務所で会うことになった。拓也は、それでも「普通の修理をごとにしている」と繰り返した。
先を通じて事の類を持参するよう頼むと、夫は私にも返事を送ってきた。
《控えなら取ってある。全部持っていくよ。
それを見れば、俺が違ってないって分かるから》
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