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"夫の毒膳と孫の告発〜元科捜研妻の科学鑑定〜" 第4話

所の主婦仲たちも私の異変を配し、国彦が仕事で留守の際には陽太の幼稚園の送り迎えを交代で引き受けてくれたり、作り置きのおかずを届けてくれたりと、温かいを差し伸べてくれた。周囲の支えがなければ、とっくにがの活は破綻していただろう。

だがある夜、私の胸に拭いきれないたい疑のが落ちる来事が起きた。

夜のを回った頃だった。し気分が落ち着いたため、シャワーを浴びようと寝をて、暗い廊を歩いていただった。

突如として、蓋骨の奥を鉄の棒で殴られたような猛烈な目眩が私を襲った。

「あ……っ!」

の覚が完全に消失し、私は壁に爪をてるもなく、フローリングのに崩れ落ちるように倒れ込んでしまった。体を支えようともがいたが、指本かすことができない。そのまま、私の識はい底へと沈んでいった。

……どれほどのが経過したのだろうか。

たいのでぼんやりと目をけた、私のすぐ傍らに、仁王ちになって私をたく見ろしているがあった。

国彦だった。

「……気がついたか?」

国彦はの読めないい声でそう呟いた。

私はにをつき、脂汗を流しながら体を起こした。

「私……どうしちゃったのかしら……」

「疲れてるんだろう。今はもう呂に入らず、ベッドで休んだ方がいい」

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国彦は私にを貸してたせると、寝へと連れていき、ベッドに横たわらせた。

夫が部をてった、私は枕元の計に目をやった。

そして、息を呑んだ。

計の針は、午を指していたのだ。

(そんな……嘘でしょう?)

私が呂へ向かおうと廊にたのは、確かに夜の過ぎだった。

倒れてから識を取り戻すまでに、実にくもの空のがあったことになる。

その、夫はにいたのだ。廊に倒れ込んでいる妻の姿を見つけながら、なぜ救急すら呼ばず、もの、ただ倒れている私を放置してたく観察していたのだろうか。

「気がついたか?」と呟いた夫のあの無質な瞳が、脳裏に焼き付いてれなかった。

しかし翌朝、目を覚ますと、国彦はいつもの優しい夫に戻っていた。

温かいお粥を作り、スプーンを元へ運びながら「丈夫か? 無理しちゃいけないよ」と甲斐甲斐しく病してくれるその姿を見て、私は(昨夜のことは、私のの覚がおかしくなっていただけなのかもしれない)と、必に自分の疑を打ち消そうとした。夫を疑うこと自体が、恐ろしくてたまらなかったのだ。

それからさらに数が経過しても、私の体調が回復することはなかった。

起きがれないは増しに増え、事のほとんどをこなせなくなっていた。

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「おばあちゃん、だいじょうぶ?」

幼稚園から帰ってきた陽太が、私の寝のドアをそっとけ、配そうに顔を覗き込んでくる。

「陽太……ごめんね、いつも配ばかりかけて」

ベッドので々しく微笑む私に、陽太はさな胸を張って言った。

「今ね、幼稚園の先が、救急のこと教えてくれたんだよ! もしもおばあちゃんに何かあったら、僕がすぐに話して、救急を呼んであげるからね!」

「まあ……ふふ、陽太がいてくれたらね。ありがとう」

陽太の送り迎えを代してくれている所の主婦仲も、ににやつれていく私の姿を見て、刻そうに眉を曇らせていた。

「礼子さん、本当に丈夫なの? 度、もっときな学病院で詳しく診てもらった方がいいんじゃないかしら。私たちにお伝いできることがあれば何でもするから、絶対に無理しちゃ駄目よ」

周囲の々の温かい気遣いが胸に痛いほど染み渡る方で、私の体の衰は、もはや戻りのできない段階へとを踏み入れていた。

そんな張り詰めた々が続いていたある、国彦がスーツケースを玄関に用しながら、私に声をかけてきた。

「礼子、方の優良物件をどうしても直接紹介したいというの顧客がいてね。急なんだけど、今から、の、張でを空けることになったんだ」

「そうなのね……お仕事なら仕方ないわ」

「何かあれば、すぐに俺の携帯に話をかけてくれ。

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