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"母の還暦祝いで家を奪おうとした夫" 第17話

彼はきく息を吸い込み、物分かりの悪い子供をなだめるような顔をした。

「ゆか、夫婦で番切なのは信頼だ」

彼は説教するように言った。

「今の君みたいな疑いい態度は、関係を壊すだけだぞ」

私はく頷いた。

「あなたの言う通りね」

彼はポカンとした。

私は言葉を続けた。

「夫婦は信頼しうべき」

私は彼に提案した。

「それなら、誕会ももっとオープンにやりましょうよ」

私は彼を見つめた。

「私の母はあなたの母だと言ったわよね?」

私は畳み掛けた。

「なら当、あなたがステージにがって、今どうやって母の世話をするか話してちょうだい」

私は具体な項目を並べてた。

「おはいくらすの?どんな負担を背負ってくれるの?」

私は核に触れた。

「は売るの?売ったおはどうするの?」

私はにっこりと笑った。

「全てはっきりさせて、親戚のみんなに証になってもらいましょうよ」

私は無邪気を装って言った。

「そうすれば、私もで変な勘違いをしなくて済むもの」

レオの喉仏がいた。

彼はたじろいだ。

「の事をそこまでげさにする必はないだろう」

私はすかさず反論した。

「同体なんでしょう?」

彼は黙り込んだ。

私は歩ずつ、彼自の論理に沿って追い詰めていった。

い言葉はつも使わず、録音のこともにさない。

彼が族を調するなら、族全員に聞かせようと言う。

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彼が信頼を語るなら、公のでの透性を求める。

彼が老のためと言うなら、その詳細を説しろと迫る。

曖昧な境界線で甘い汁を吸ってきたが番恐れるのは、論ではない。

眩しいほどの照なのだ。

その夜、彼はそれ以反論してこなかった。

夜、私がをみに起きると、ベランダのドアが静かに閉まる音がした。

私は裸でリビングにた。

気はつけていない。

彼はベランダで話をしていた。

声はく抑えられていたが、夜の静寂のではっきりと聞き取れた。

彼は焦った声で、相に伝えた。

「あいつ、何かおかしい。会社での件もわざとだ」

彼は懇願するように言った。

「誕会には来ないでくれ」

話の相がっているようだった。

レオの声には、疲労が滲んでいた。

「まゆ、頼むから今ややこしくしないでくれ」

彼は必になだめた。

「ちゃんと結果をすから」

私は壁に寄りかかった。

胸の奥は像していたほど痛くない。

おそらくも痛みを抱えていると、体が勝に痛覚を麻痺させるのだろう。

まゆの声がしきくなった。

『まだあの女に未練があるんじゃないの?』

彼女は鋭く問い詰めた。

『それとも最初からなんてに入らないの?』

レオは沈黙した。

私は音をてずに笑った。

なんだ、のもいで結ばれているわけではなかったのですね。

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ただ互いの借用を見せっているだけだったのだ。

翌、私は義母に話をかけた。

彼女はすぐにたが、回のようなの良さはなかった。

彼女は警戒した声でた。

「ゆかさん、何かしら?」

私はるい声を作った。

「お義母さん、誕会の流れを確認したいんです」

私は話を切りした。

「レオがステージで、今どうやって母の世話をしていくかスピーチすると言っています」

私は丁寧に頼み込んだ。

「お義母さんも親御さんとして、言ご挨拶をお願いできませんか?」

義母はすぐに警戒した。

「私に何を話せっていうの?」

私は提案した。

「レオをどんなに派に育てたかとか、族は臭いことを言うべきじゃないとか」

私はあえて、彼女の言葉を使った。

「このおっしゃっていたようなお話を、非皆さんにも聞かせてあげてください」

彼女は言葉を濁した。

「あ、あれはただの世話よ」

彼女は逃げ腰になった。

「ステージで話すなんて、性にわないわ」

私は穏やかに言った。

「レオがあんなに親孝なんですもの。皆さんも絶対にしますよ」

話の向こうで、数秒の沈黙が流れた。

彼女の顔が目に浮かぶ。

私ののソファでは、計を分けるべきじゃないと堂々と言い放った。

それなのに、いざ親戚や友のとなると怖気付くのだ。

なぜなら、所が変わればその言葉が「族をって」

ではなく「嫁の実の財産を狙っている」

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