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"母の還暦祝いで家を奪おうとした夫" 第22話

レオの選んだ所は悪くなかった。

見栄えはするけれど贅沢すぎず、ステージはあるけれど派すぎない。

彼にとって、このくらいの規模がちょうど良いのだ。

親戚によくやってくれたとわせるのに分だ。

しつつ、彼自がステージにがってスピーチするのに最も体面が保てる広さだから。

母はメインテーブルの央に案内された。

隣には義母が座り、まるで実の娘に対するような満面の笑みを浮かべた。

義母は母によく言った。

「きよ子さん、今は本当に顔がいいですね」

彼女は母のを褒めた。

「そのお、とてもよく似ってますよ」

私が答えた。

「私が買ったんです」

義母の笑顔が瞬引きつったが、すぐに取り繕われた。

「ゆかさんは本当に親孝ね」

彼女はあえてレオの名をした。

「レオも々と配してくれたし、本当に良い子供たちだわ」

私は横にち、彼女がわざわざレオという名をねじ込んでくるのを聞いていた。

まるで餃子の餡に、無理やり塩をスプーン杯すような自然さだった。

レオは客の対応で忙しそうだった。

混みを縫って歩き、おばさんにお茶を注ぐ。

所のさんの子を引き、取引先のさんを席へ案内する。

彼のそのち振るいはあまりにも堂に入っていた。

事をらないが見れば、やはり気の利く素らしい男だとうことだろう。

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さんは今はカジュアルな装で、相変わらず保温ボトルをにしていた。

私がづくと、彼は微笑んだ。

「ゆかさん、今はなかなかの規模ですね」

彼は周りを見渡して言った。

「レオさんから、今族の固い絆と規事業の資の目処を証するから非来てくれと頼まれましてね」

私は淡々と答えた。

「レオが全部配したんです」

彼はお茶をすすった。

「でしょうね。彼の気いの入りようが分かりますよ」

私はレオの背を見つめた。

「いえ」

私はややかな声で言った。

「彼は自分に利益があることには、いつも全力ですから」

さんのまぶたがピクリといた。

彼は賢い男だ。

私がこれ以説する必はない。

私はさらに言葉をした。

「プロジェクトの件は、私は当分けそうにありません」

私ははっきりと告げた。

「実の資産理も、私が放す気はありませんし」

私は彼を見て、締めくくった。

「の仕事にをせる状況じゃなくて」

さんは笑った。

彼がレオを見る目から、友としての壁がまた枚剥がれ落ちた。

損得の計算が、パチパチと音をてて弾かれ始めている。

これでいいのだ。

私は彼に正義の方になって欲しいわけでも、私をかばって欲しいわけでもない。

ただ、レオが約束したリソースは架空のものかもしれないと気づかせればいい。

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利益の裏付けが消えれば、あんなっぺらい友などすぐに崩れるのだ。

その、に紛れていた佐藤さんが、料理を取り分けるふりをしながら私にメッセージを送ってきた。

まるで能なレーダーだ。

『まゆのが来たわ』

彼女は詳細に伝えてきた。

『ロビーにいる。いドレスに巻き髪、プレゼントの箱を持ってる』

彼女の観察は鋭かった。

『顔は綺麗だけど、借の取りてみたいな目をしてるわよ』

私は文字だけ返信した。

『通して』

分、まゆが現れた。

写真で見るよりも痩せていて、栗の巻き髪を肩にろし、完璧なメイクをしていた。

角には計算し尽くされたような、挑発な笑みが浮かんでいる。

彼女が宴会に入ってきた、くのが振り返った。

レオは彼女を見て顔面を蒼にした。

彼は自分を制御しきれず、歩きで彼女にづいた。

声を押し殺して言った。

「お、ここで何してるんだ?」

まゆは笑いながら、持っていたプレゼントの箱をわざとく掲げた。

「お義母様のお誕祝いよ」

彼女は挑戦な目でレオを見た。

「ゆかさんも、私がプロジェクトの関係者だってってるんでしょう?」

彼女の声はそれほどきくなかったが、周囲の数に聞こえるには分だった。

レオは弾かれたように私を見た。

私はメインテーブルの横にち、まゆに向かって軽く頷いた。

「まゆさん、いらっしゃい。

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