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"誤爆LINEの夜" 第9話

会社用スマホの履歴

俺は司へ事のすべてを話したわけではない。

会社用端末を個な目で利用した。

まずはそれだけを伝えた。

司は当然いい顔をしなかった。

「秦、おらしくないな」

「すみません」

「どういう用途だ?」

そこで嘘をつけば、子と変わらない。

俺は簡単に説した。

「庭内の問題で、別を名乗ってLINEを使いました」

司は眉をひそめた。

「何だそれ」

「詳細は個な内容なので、必があれば事へ説します」

端末はに確認へ回された。

結果として、俺は正式に注を受けた。

当然だとった。

会社の端末は仕事のために支された物だ。

どんな理由があっても、私用アカウントを作ったことまで正当化されるわけではない。

だが問題は、その確認過程で起きた。

俺が使った「あっくん」のアカウントには、子本の名と写真が残っていた。

さらに送信されてきた写真には、青の顔がはっきり写っている。

俺は隠すこともできた。

しかし端末にあるものを削除してから提すれば、逆に自然になる。

報システム部の担当者から、

「この、うちの社員ですよね」

と確認された、俺は、

「はい」

としか答えなかった。

それ以は話していない。

ところが、会社という所は議なものだ。

何かが起きると、正式な発表などなくても空気が変わる。

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午、青が事に呼ばれた。

理由までは俺にも分からない。

午、子も司と別へ入った。

俺の部署にも、

「秦の奥さん、何かあったの?」

と聞く者が始めた。

俺はすべて、

「庭のことなので」

で通した。

そのの夕方。

子から社内チャットが届いた。

《ちょっと来て》

無した。

続けて、

《お願い》

俺は返信した。

《仕事の話なら》

数分。

子が俺の部署のまで来た。

顔が悪かった。

廊の端で、い声で言った。

「どうしてこんなことしたの」

「何を?」

「みんなってる」

「俺は誰にも言ってない」

「嘘」

「司に確認してもいい」

子は唇を噛んだ。

「青も呼ばれた」

「それはらない」

「絶対直のせいじゃん」

俺はしばらく子を見た。

議だった。

誤爆LINEを送ったも。

で青を庇ったも。

健太が来たも。

そして今も。

子のでは、問題の原因がしずつ俺に移っていく。

「俺がしたのは」

ゆっくり言った。

「会社の端末を私用したって自分から申告したことだけ」

「写真を消しておけばよかったじゃん!」

「なんで俺が、おと青を守るために証拠消すの?」

その言葉に子は黙った。

廊の向こうから社員が歩いてきた。

子は急いで距を取った。

その仕が答えだった。

俺との結婚より、今はの目が怖い。

「、弁護士から類が届く」

俺は言った。

「もう会社でこの話しないで」

子の目から涙がこぼれた。

けれど俺は戻らなかった。

そのから、社内で俺たちは夫婦ではなくなっていった。

法にはまだ婚していない。

それでも、同じ方向を向いて歩くではもうなかった。

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