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"「少しくらい困ればいい」母をSAに置き去りにした夫の本当の狙い" 第4話

消された介護記録

紗季は歳で、隣県の図館に勤めている。旅、父と兄の様子がおかしいとじ、族写真を撮るふりをして数枚残したという。写真だけでは封筒のも印鑑を使ったかも分からない。それでも、雅が「母から管理を任された」という説への疑いはくなった。

私は翌朝、役所の齢者支援窓を訪ねた。母の個報を娘だからと教えてはもらえなかったが、本の同があれば介護認定やサービス利用状況を確認できるという。担当者は私の名を聞き、し迷った、「ご族ので、すでに相談へ来ている方がいます」とだけ話した。

達郎から連絡があったのは昼過ぎだった。母は彼の自宅ではなく、達郎の妻が勤める宿泊能な齢者支援施設にいるという。怪はないが、置きりにされた直はひどく震えていた。私はで会いにくと約束し、雅には所をらせなかった。

母は私の顔を見るなり謝った。「あなたを困らせるつもりはなかった。でも、あのたちのでは、何を言っても私がぼけていることにされる」施設の面談で署名を拒むと、雅は族の負担を理解できないのも認症の症状だと言ったらしい。直哉は、祖母を配している顔で横に座っていた。

毎の万千円について尋ねると、母は目を見いた。

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、雅から「の見守りサービスを申し込める」と言われ、座振替のへ印鑑を押した覚えはある。しかし夫名義の座へを払う約束などしていない。母が受けていたのは、回の配と緊急通報端末だけで、自己負担は数千円だった。

達郎が母に連絡を取るようになったのは半だった。雅から話があり、澄に認症がんでいるので、万のは「親族として」入居同へ署名してほしいと頼まれたという。達郎は審にい、母へ直接連絡した。は私に黙って、の相談員へ事を話していた。

「どうして私に言ってくれなかったの」

母は俯いた。「あなたはいつも雅さんを庇ったでしょう。あのにも考えがある、直哉も悪気はないって。私が言えば、また族のに挟まれるとった」

私は否定できなかった。母を守っているつもりで、実際には夫の嫌をえるため、母にを頼んできた。

達郎は、へ提された活状況記録の写しを見せた。直哉の記録だけでなく、私が母の異常を確認したという署名もある。跡は私に似せていたが、私はいていない。

そして記録の提は、族旅を予約する週だった。旅は気祝いではなく、最初から「徘徊の実績」を作るために組まれていた能性があった。

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母は、雅を疑い始めたきっかけを話した。半から、らない番号の着信に施設の資料が届き、母が断ると雅が郵便物を先に回収するようになった。ある、の相談員から「夜徘徊はそのどうですか」と尋ねられ、自分のらない活が記録されていると気づいたという。

母は私へ相談する文章を何度もき、送れずにいた。古い携帯にはきが通残っていた。《雅さんは私を配しているのではなく、私がでは駄目だという形を作っています》。読み終えた、私は母の異変に気づけなかったのではなく、気づく会を何度も「考えすぎ」と片づけていたことをいした。

達郎は、これから自分が澄を守ると言った。頼もしい言葉だったが、母はすぐにうなずかなかった。「私の代わりに決めるを、雅さんから達郎さんへ替えたいわけではありません」そのでは笑って受け流した達郎の目に、わずかな満が残った。

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