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"毒蛇から社長を救った男を笑った人事部長" 第5話

世界なソフトウェア発の現で実績を積んだ技術者がいた。

難関国資格を持つ報処理の専もいた。

さらには、私が卒業した京学学部の研究の輩にあたる若研究者の名もあった。

彼らは類選考の段階、あるいは1度目の面接において律で払いをらっていた。

私は評価欄に記された採用の理由を確認した。

そこには「組織の理に適である」とか「協調性が欠如している」という抽象な文言ばかりがかれていた。

具体な技術評価や記試験の点数は図に黒塗りされていた。

改ざんされた形跡がはっきりと残っていた。

正当な能力評価がわれた形跡は、どこを探しても見当たらなかった。

私自が面接で受けた理尽な侮辱と全く同じ構図が、幾にも繰り返されていたのである。

優秀な材を正当に採用してしまえば、自分たちの正な利権が脅かされるからだ。

郷田にとって、真面目に努力をねてきた技術者たちは、会社にとって必な財産ではなかった。

排除すべき邪魔者でしかなかったのである。

私は画面をスクロールした。

今度は正に格を果たした社員たちの記録を精査した。

格者たちの履歴には、驚くほど共通した特徴があった。

実務経験の欄には、実態の怪しい零細企業の名が並んでいた。

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提されたポートフォリオは、者の成果物の剽窃であった。

それにも関わらず、郷田がつけた評価欄には過剰な賛辞が並んでいた。

「卓越した統率力である」とか「類まれな指導力を持つ」とかれていた。

彼らのほぼ全員が、入社直から役職付きの幹部候補として破格の待遇で迎え入れられていた。

さらに調査をめると、格者たちの元引受や推薦の欄に共通する名が浮かびがった。

郷田が個に親交を持つ方の力者であった。

または、額な贈答品を送りつけていた企業の経営者たちであった。

そこに、健太が関与した具体な痕跡がはっきりと残されていた。

松田が社内サーバーから復元した通信履歴のに、証拠が含まれていた。

健太が部とやり取りした複数の子メールである。

健太は自の個アドレスを使い、裏採用を希望する親族たちと直接連絡を取りっていた。

郷田部への特別謝という名目で、指定された秘密座へ現を振り込ませるはずが克に記されていた。

1件につき1000万円から1500万円の裏が確実にいていた。

振り込みを確認した直に、健太が選考結果を格から格へとシステムでき換えていたのである。

さらに、健太が友宛に送信したメッセージの記録も残っていた。

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「おじさんの向のおかげで、座っているだけで遣いが数百万円単位で入ってくる」

健太はそんな自をき散らしていた。

のをする採用のを、自分たちの私腹を肥やすための儲けの具に成りがらせていたのである。

私はりで拳を握りしめそうになるのを抑えた。

静かに呼吸をしてを鎮めた。

に流されてけば、相に逃げを与えることになる。

必なのは、裁判のでも切の言い逃れができない絶対な証拠の積みねであった。

午10を過ぎた頃だった。

の引き戸が静かにき、松田が姿を現した。

松田は周囲を慎に見渡した。

私の向かいの席に腰をろした。

松田は黒い革の類鞄から、しい資料を取りした。

「総帥、社内の極秘監査ラインから、さらに決定な報を入いたしました」

松田の声はく、しかし確信に満ちていた。

「美咲社の社内における向についてです」

松田は類を私に差しした。

そこには、2ヶに美咲社が社内の独監査関へ提した特別調査請が挟まれていた。

美咲社は、事部の採用基準が透であることにい危を抱いていた。

部の弁護士を交えた特別監査を実施しようとしていた。

何度も取締役会へ議案を提していたのである。

私は類の文面を注く追った。

そこには、会社の未来を担う技術者の質が著しくしていることへの必の叫びが綴られていた。

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