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"奪われた手柄と残された受領印" 第4話

俺は静かに首を横に振った。

「しい発支援や現対応を引き受ける予定はありません。必な成果物と確認事項は、本すべて会社の公式な管理へ引き渡します」

隣に座っていた霞が、信じられないものを見るような目で俺の腕を掴んできた。

「友、落ち着きなさいよ。どうせ次の仕事も決まってないんでしょ? を張るのもいい加減にして」

俺は彼女のをそっとし、線をわせた。

「まだ決まっていないよ。それでも、ここを辞めることは決めたんだ」

霞の瞳が微かに揺れ、息を呑む音が聞こえた。

いつものように困った顔を見せれば、自分が引き止められるとでもっていたのだろう。

榊原課が顔を真っ赤にしてちがった。

「から会社に残りたいと言いしても、もう絶対に認めんぞ!」

「はい。双方ができるのであれば、本付での退職と業務終を希望します」

成瀬が元を歪め、課の肩を叩いた。

「いいじゃないですか、課。むしろ俺のチームに完全に切り替えるなら、い方が都がいいです。牧野さんの仕事くらい、俺も体把握していますし」

課は輩の言葉に堵したように頷き、内線で総務担当者を呼びした。

会議に現れた総務ので、退職に双方が署名を交わす。

俺は渡された自分の控えの用を、指先で確かめた。

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終わると、終わる仕事の範囲が、初めて同じのに確に記されていた。

俺は引き継ぎ資料のページをき、成瀬のに広げた。

「な注点です。このシステムでは、同の注文番号が別の舗でも複して発される能性があります。舗番号と注文番号を複して確認する処理が必須です」

成瀬は資料をパラパラとめくり、を鳴らした。

「そんなの、実際の運用でなるわけないでしょう。確率論ですよ」

俺は画面を指差し、静に反論した。

「こちらは、別舗で同じ注文番号がなったのシミュレーションデータです。確認済みの定版であれば、正常に区別して処理できます。ただし、データを本番へ切り替える詳細な順と、全舗での負荷検証がまだ残っています」

榊原課が面倒そうにを振った。

「そこから先は、成瀬に任せろ」

俺は頷き、総務担当者へ類を向けた。

「承しました。移順、検証用データ、そして未解決の課題覧はこちらのフォルダに格納してあります。検証をわずに全舗へ括適用したの危険性についても、全て記しました」

総務の担当者が元の管理簿に受領印を押しながら、確認の声をげた。

「保所と受領者の記録を残します。榊原課、成瀬さん、こちらの引き継ぎ覧で違いありませんね?」

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成瀬は気のない返事を返した。

「げさですね。全部揃ってますよ、確認しました」

俺は子を引き直して、次の項目へめた。

「次に、夜の緊急運用体制についてです。これまで僕の個用携帯話で直接受けていましたが、今は会社の代表保守窓へ切り替えてください」

課が眉をひそめた。

「話番号くらい、そのまま置いていけ。現が困ったくらい、話にて対応する義務があるだろう」

俺はきっぱりと言い放った。

「退職したの個の連絡先を、業務の窓に設定することはできません。代わりの連絡先を、本に顧客へ案内してください」

総務担当者が割って入り、を指差した。

「その点もに含まれております。窓の変更続きは、会社側で本付で対応いたします」

総務の担当者が俺の方をしてくれたわけではない。

ただ、決めたルールを決めた通りに事務に確認してくれただけだ。

それが、これほどまでにありがたいものだとはらなかった。

成瀬が画面をスクロールしながら、満そうにを挟んできた。

「最に、この細かい警告が画面にる能、どこを弄ればせますか? の発表で見栄えが悪いんですよ」

俺は即座に警告した。

「発表の見栄えだけですのは避けてください。警告の内容を必ず確認してから判断してください。

これはデータの取り違えによる誤配を物理に止めるための全装置です」

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