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"逆ギレ夫の家出、怪奇な検針票" 第4話

そして、浩介がをてから週が過ぎた頃、ポストにある通が届き始めました。

毎の公共料の検針票と、クレジットカードの利用細でした。

私はダイニングテーブルに計簿を広げ、卓を横に置いて、届いた細の数字をつずつ確認していきました。

まず最初に目にび込んできたのは、気代の請求でした。

先の請求額は、のエアコン使用もなり、万千円……ではなく、万千百円でした。

それが、今の確定額を見て、私はが目を疑いました。

『ご請求額:万千百円』

「……え? 半額……?」

私はわず声にして呟き、請求の細と使用量を度見、度見しました。

違いなく、同比でもほぼきっかり半額に激減していたのです。

原因を考えてみて、私はすぐにい当たりました。

浩介は、寝のエアコンを設定温度度のにしたまま、つけっぱなしにするのが常でした。

さらに、リビングのインチの巨テレビをつけたままソファで寝落ちし、朝まで放置することもしょっちゅうでした。

斎のパソコンもモニターも源を落とさず、使っていない部の照も切消さない。

「気代を払ってるのは誰だとってるんだ」と威張り散らし、族がこまめにスイッチを切ると激していた男でした。

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その巨な漏源のような男がいなくなっただけで、庭の消費力は綺麗に半分に削ぎ落とされたのです。

続いて、私はガス代の検針票をに取りました。

先のガス料は、万千百円でした。

そして、今の数字を確認した瞬、私は背筋にたいものがるような衝撃を覚えました。

『ご請求額:千百円』

なんと、きっかり分のになっていたのです。

「嘘でしょう……分のなんて、そんなことあるの?」

私は卓を叩き直しましたが、表示される数字は変わりません。

浩介の呂に対する執着と浪費は、常軌を逸していました。

彼は朝起きてから分、夜帰宅してから分、シャワーを最温度で全にしてしっぱなしにしていました。

さらに湯のお湯がしでもぬるくなると、追い焚きボタンを何度も連打し、浴乾燥を無駄に何も回し続けていたのです。

族には「シャワーは分以内で済ませろ」と鳴りつけていた男が、でがのガスの割くを消費していたのでした。

そして、料の請求。

ヶに度の請求ですが、直のヶ分の使用量を割りで計算してみると、万千円から千円へと、こちらも見事に半減していました。

浩介は、歯を磨いているも髭を剃っているも、蛇を全にしてをジャバジャバと垂れ流していました。

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「を止めるが鬱陶しい」という信じがたい理由で、資源をドブに捨てていたのです。

最に、私はヶの費のレシートを集計しました。

先までのがの費は、平均で万円を超えていました。

しかし、今の費の計額は、万千円。

半分以にまで激減していたのです。

浩介は、夕に必ず自分専用の黒毛牛のステーキか、級な刺の盛りわせを求していました。

さらに、毎晩のように級なエビスビールを本空け、デパで買わせた価なおつまみを平らげていました。

族には「景気だから節約しろ」とし、私と子供たちには特売の鶏胸肉や豆腐ばかりをべさせていたのです。

自分ひとりの贅沢な胃袋を満たすために、毎万円以もの費をい潰していたのでした。

私は卓の画面に表示された数字を見つめ、鳥肌がつのを覚えました。

費、代、費。

夫という成男性が抜けただけで、活費の計がに万円以も浮いたのです。

パートの私のが約万円でしたから、夫がいないだけで、私のパート代以の額が元に残る計算になります。

「恐ろしい……」

私は独り言を漏らし、わず乾いた笑いをこぼしました。

黒柱だと威張り散らし、「俺がいないと活できない」

と豪語していた男の正体。

それは族を支える柱などではなく、庭の計に寄して富を貪りう、ただの巨な浪費装置だったのです。

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