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"母の葬儀を拒んだ叔父と、消えた教育資金350万円" 第7話

現の作業効率を劇に改善する私たちのクラウド型基幹システムは、やがてコミと確かな実績によって全国の企業へ広まっていきました。

物流、売り、製造、と導入企業は加速度に増え、メディアや経済誌でも注目される優良ベンチャーへと急成を遂げました。

母が界した歳のから、というが流れていました。

歳になった現、私が代表取締役を務める会社は全国に複数の発拠点を構え、百い社員を抱える規模へと成していました。

都の層オフィスビルのフロアには若い社員たちの活気ある声が響き渡り、最のサーバーや発が然と並んでいます。

私は経営者として、社員の活を守る責任のさを、毎朝社の窓から広がる並みを見ろす度に噛みしめていました。

かつて母の急の直、本のたい座敷で最まで自分たちだけでやれと罵倒された記憶は、私の胸の奥底に静かに沈んだままでした。

復讐のためにここまでの位を築いたわけではありません。ただ母が守ってくれた命を、母が信じてくれた私の能性を、何者にも恥ずかしめられない確固たる形にしたかっただけでした。

父方の親族とはあの非い仕打ち以来、切の連絡を絶ち続けていました。

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叔父たちが今どこで何をしているのか、本の業がどうなっているのかる由もありませんし、りたいともいませんでした。

の気配が濃くなり始めたあるの午、社の内線話が静かに鳴りました。受話器を取ると、受付担当の社員がし困惑したような声で伝えてきました。

「社、お話が入っております。藤崎正尾とおっしゃる男性からで、社のおじ様だと名乗られていますが、お繋ぎしてもよろしいでしょうか」

ぶりににしたその名に、私の指先が瞬だけ微かにたくなりました。過の記憶の扉が音をててさく軋んだような気がしました。

私は静かに息をえ、内線話の受話器を握り直しました。

「ありがとうございます。そのままこちらへ回してください」

話が切り替わり、受話器の向こうからくしわがれた男性の声が聞こえてきました。

「もしもし。まほちゃんか、正尾だ。久しぶりだな」

、え切った座敷で私を鳴りつけたあの声の主でした。

老いたかすれが混じっていたものの、どこか横柄での都をに介さない独特の調子はしも変わっていませんでした。

私は机のの万を静かに置き、を交えずに返答しました。

「お話を代わりました。藤崎正尾さんですね。

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何かご用でしょうか」

私の事務でい声に対し、叔父はわざとらしいきな笑い声をあげました。

「なんだ、儀だな。内の叔父の声だぞ。ぶりなんだから、もうし懐かしがってもいいだろうに」 「仕事ですので、件をお伺いできますか」

私が淡々と促すと、受話器の向こうで叔父がさく舌打ちをする気配が伝わってきました。

「相変わらずげのない娘だな。まあいい。単刀直入に言うが、お随分きな会社の社になったそうじゃないか。経済誌のインタビュー記事に顔写真がていたのを、親戚の連が見つけて騒ぎになったんだ」

親族ので私の記事が回し読みされたと聞き、私の胸の奥にたい警戒が広がりました。あの、歳の私を追い払ったには目もくれなかったたちが、私が成功したとたんに騒ぎてているという構図でした。

「いえ、くの方々に支えられて会社を経営しています。それで件とは何でしょうか」 「実はな、うちの会社のことなんだ」

叔父は急に声をくし、もったいぶるように語り始めました。

正尾叔父が経営していた本の建築資材加の会社は、ここ数の建設需の迷と資材の騰によって刻な業績振に陥っていました。

数ヶには主力だった資材加の事業部を幅に縮し、従業員の半を希望退職という形で理せざるを得なくなったそうです。

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