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"母の葬儀を拒んだ叔父と、消えた教育資金350万円" 第13話

病に倒れた父は自分が万の事態に陥った際、幼い私と母が活に困らないよう命保険とは別に教育資としての信託預を残していたのです。

そしてその管理をに実のである正尾叔父へ委ね、私が歳に達した点で全額を括して私へ引き渡すという取り交わしがされていました。

積額は約百万円でした。

決して億単位の巨額ではありません。しかし歳で母を失い、入学や々の費にすら困窮して夜までアルバイトをねていた当の私にとっては、を根底から支えてくれるはずの莫な額でした。

「この預の解約は、まほちゃんがを卒業する直、つまりのになっている」

優は言葉を詰まらせるように言いました。

「そしてその解約が振り込まれた先は、当父さんが経営していた会社の運転資座だった」

父が娘のために残した命の積が、正当な受取である私へ度もらされることなく叔父のによってに葬られていたのです。

歳の、畳ので膝をついて葬儀を伝ってくださいと泣いた私を、叔父がなぜあそこまで酷に追い払ったのか。その真の理由が全てのピースとなって繋がりました。

叔父は母を嫌っていたから追い払ったのではありません。

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私に関われば預かっていた父の教育資のを問いただされ、自分が使い込んでしまった横領の事実がのに晒されることを恐れていたのです。

自分自の正と罪から逃れるために、叔父は母を裏切り者に仕てげ、歳の姪を酷に切り捨てたのでした。

「まほちゃん、すまない。本当に何と謝ればいいのかわからない」

の男である優が、机に両をついてくを垂れました。私は類を静かに撫でながら窓のを見つめました。

りよりも先にいしみと、国の父と母が私を守ってくれていたという温かな実が、静かに胸を満たしていきました。真実は全て揃いました。逃げを失った叔父との対決のが、すぐそこまで迫っていました。

曜の夜、本の居には張り詰めた空気が漂っていました。優かららされたその面は、藤崎のが抱え込んできた欺瞞の皮を容赦なく剥ぎ取るとなりました。

夕を終えて茶をすすっていた正尾叔父のに、優は祖母の茶箱から持ちした類の束を叩きつけました。

「父さん、これを見てくれ。側の納戸の茶箱にあった」

机のに散らばったの振込と信託預の解約記録を目にした瞬、叔父の顔から血の気が引きました。にした湯呑みが激しく震え、茶が畳のへこぼれ落ちました。

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「お、勝に納戸を漁ったのか。誰の許しを得てそんなものを持ちした」

叔父は鳴り散らして類を両で覆い隠そうとしましたが、優はその腕を力く払いのけました。

「誰の許しだなんて関係ない。えみこさんが毎祖父母に仕送りしていた証拠だ。父さんは親戚に保険を独占して逃げたな女だって言いふらしていたよな。これを見てもまだ同じ嘘をつくのか」

隣に座っていた耶も、たい線を父親に向けました。

「父さん、答えて。まほちゃんのお父さんが残した教育資の百万円はどこへ消えたの。解約が父さんの会社の座に振り込まれているじゃない」

のが子から挟み撃ちにされた叔父は肩を荒くさせ、目を泳がせました。築きげてきたとしての権威が、逃れようのない物証ので音をてて崩れていきました。

「おたちに何が分かる。あの頃うちの会社がどれだけ苦しかったかりもしないくせに」

叔父の声は次第に甲く、聞き苦しい言い訳へと変わっていきました。

、取引先の倒産が相次ぎ本の建築資材加会社は連鎖倒産の危に瀕していました。さらに当病にあった祖父の度医療費や入院費が毎のようにくのしかかり、資繰りは完全に破綻寸だったと言います。

「じいさんの命を繋ぐためだったんだ。

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