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"母の葬儀を拒んだ叔父と、消えた教育資金350万円" 第15話

私は社で通常の経営業務に没し、の選考状況について自分から尋ねることは度もしませんでした。

選考の全程が終わった曜の夕方、事部から最終選考の結果報告が私のデスクに届けられました。報告をいた私は、そこに記された詳細な評価コメントと判定結果を静かに見つめました。

結果は優が採用、耶が内定でした。

事部の評価シートには客観で納得のいく理由が記されていました。

今回募集していた法営業部のポジションは、数名規模の営業チームを率いるマネジメント経験者、いわゆるプレイングマネージャーを定した採用枠でした。

優は現でのな営業力や実直な顧客対応において極めてい評価を得ていましたが、社での管理職や輩の育成実績がまだしており、今回の即戦力枠としては見送らざるを得ないという現の判断でした。

方でカスタマーサクセス職に応募した耶は、職での苦対応やマニュアル作成の経験がく評価されていました。

さらに面接の質疑応答で見せた傾聴力、相のにって静に解決策を導きす柔な対話姿勢が、規事業部の求める物像と完璧に致したという現責任者全員の致した推薦でした。

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否の通はの全ての般応募者と同様に、採用管理システムから各のメールアドレスへ送信されました。

そのの夜、本の居で起きた来事はから耶のを通してらされました。

耶のスマートフォンに届いた採用内定通の画面を見た瞬、正尾叔父は机をく叩いて嘲笑ったそうです。

「ほら見ろ。俺の言った通りじゃないか。親戚なんだから最はけをかけて拾ってくれたんだ。まほの奴、偉そうなことを並べていたが結局は本の顔を伺って耶を入れてくれたんだよ」

叔父は自らの歪んだ解釈で勝利宣言をしようとしましたが、耶はえ切った目で父親を見据え、その言葉を即座に遮りました。

「いい加減にして父さん、全然違うよ」

耶は机のに内定通の文面を印刷したを置きました。そこには選考に関わった現責任者と事部の連名による署名が並んでいました。

「まほちゃんは最初から最まで私たちの審査に切関わっていなかったの。親戚だからという理由で代表としての最終判断から完全に自分をしていたのよ」

叔父の顔から笑みが消え、が半きになりました。

「な、なんだと? 社が選考かられていたなんてそんな馬鹿な話があるか」 「事部さんから直接伺ったわ。

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私を採用したのは私のこれまでの仕事と面接の受け答えを現が認めてくれたからだって。そして兄さんが落ちたのも親族だからじゃなくて、今のポジションに必な経験がりなかったからよ。まほちゃんは復讐でも内贔屓でもなく、ただ純粋にのとして私たちを審査してくれたの」

耶の凛とした声に、叔父は返す言葉を失いました。

そこへ仕事から帰宅した優が居に入ってきました。採用の通を受け取っていた優の顔にはみや落胆のはなく、むしろ清々しい決が宿っていました。

「耶、内定おめでとう。おならあの会社でいい仕事ができるよ」 「兄さんごめんなさい。私だけ受かっちゃって」 「謝るなよ。俺は力だった。それだけのことだ。事のフィードバックにも納得している。自分の甘さがよくわかったよ。俺は別の会社で営業としてもう度腕を磨いて、いつか胸を張ってまほちゃんの会社と仕事ができるような男になる」

の子供が血縁の甘えや親の欺瞞から完全に脱却し、自らので歩きそうとしている姿がそこにありました。

正尾叔父はのに漂う真っすぐな空気についていけず、居悪そうに目を伏せるしかありませんでした。自分が信じ込み振りかざしてきた内のという古い掟が、若い世代によって完全に解体された瞬でした。

翌の午、私の会社の受付に内線連絡が入りました。

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