"雨の夜の招待状" 第5話
誰も声をしませんでした。
グラスを持っていたが、そっとテーブルに戻す音だけが聞こえたそうです。
浜さんはさらに告げました。
「裁判所はまた、本現、あなたが法律の婚続きを完していないことを確認し、関係部署へ通済みです。本われるいかなる結婚の儀式も、法効力を持ちません。さらに、民法第732条の婚禁止規定に抵触する能性があります」
会は完全に止まったようだったと、玲子はで話しました。
正雄はテーブルのの封筒を見て、浜さんを見て、会を見回しました。
それから、はるかを見たそうです。
はるかは、夫の隣にったまま顔を真っにしていました。
成りのいドレスはとてもきれいだったそうです。テーブルのも、ろうそくも、美しくえられていました。
そして、その美しい夜の支払いはすべて、林夫婦の共同クレジットカードでわれていました。
そのカードは、裁判所の判断を待つために、すでに止められていました。
やがて、の音がしたそうです。
はるかは言も言わず、振り返りもせず、会をてきました。バッグを持って葵のをて、エレベーターへ向かい、そのまま祇園畑をったと玲子はらせてくれました。
「お姉ちゃん、あの、会ので1でっている。
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80が見ている。誰も何も言わない」
玲子からメッセージが届きました。
「写真、撮ろうか?」
私は画面を見つめ、し考えました。
そして返信しました。
「いらない。帰っていいわ、玲子」
では、その、私はどこにいたのか。
私は祇園畑の301号にいました。
同じ宿の3階、本庭園を見ろす部です。
正雄がその夜の婚旅のために予約していた部は、3に浜さんが私名義へ変更してくれていました。
支払いは同じ共同クレジットカードです。
もちろん、こちらも正式な記録として残りました。
私は部で抹茶をみながら、庭を眺めていました。
3の名残の葉が、池の面に赤く映っていました。では鳥の声がして、午の差しが障子越しにやわらかく差し込んでいました。
控えめなノックの音がしました。
「失礼いたします」
ホテルのスタッフが入ってきて、桜の形をした菓子の皿をテーブルに置きました。
それは、正雄がその特別な夜のためにもって注文していたデザートでした。
スタッフは丁寧に言いました。
「林様、こちらはご宴席でご予約いただいていたデザートでございます。イベントの内容が変更となりましたので、こちらのお部へお持ちしてもよろしいかとじまして」
私は菓子を見ました。
淡い桃の桜の形をしていて、とても繊細でした。
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「ありがとうございます。とてもきれいです」
スタッフががると、部はまた静かになりました。
私は桜の菓子を箸でさく切り、に運びました。
甘さは控えめで、品でした。
36ぶりに、私は誰かの満腹を気にせず、自分のためにデザートをべました。
庭裁判所での続きは、4ヶに終わりました。
その、正雄は何度か私に連絡してきました。最初はり、次に弁解、最には々しい謝罪でした。
「義子、話しおう」
そうかれたメッセージを見ても、私のはきませんでした。
話しう会は、36のにいくらでもありました。
私が卓で話しかけた夜。
保険の類をに相談しようとした。
子どもの学費用について緒に考えてほしいと言った。
正雄はいつも「任せる」と言うだけでした。
その夫が、すべてを失いかけてから初めて「話しおう」と言ってきたのです。
私は浜さんを通して、必な返答だけをしました。
錦のマンションは共財産に戻され、競売にかけられました。私はその50%を受け取りました。
退職2200万円は、婚姻の正な財産移転が認められたため、6対4の割で分けられました。私の取り分は正雄よりきくなりました。
私が受け取った財産は、計で2100万円を超えました。
さらに阪のが売却され、代を分けるまでの2、そのにむ権利も認められました。
正雄は、戸籍続きに関する政処分を受けました。隠していた送についても、税務の追徴を受けたと聞きました。
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