"家族だけと言われた元日の逆転" 第6話
『岡崎理事……それは、本当に本当によろしいのですか? 御実の息子さんの……』 「ええ、全く構いません。理事としての正当な権限に基づき、法に正式な続きを最速でめてください」 『……承いたしました。最株主である理事のご決断であれば、すぐに専任スタッフに類を準備させ、本に契約解除の公式通を現へ送付いたします』
「ありがとうございます、よろしく頼みます」と話を切ると、隣にいた正が静かに、満そうに頷いた。
「よし、次は弁護士だな」 「ええ」
私は続いて、の顧問弁護士である森先の番号を押した。森先は、私が現役の会社員代から幾のトラブルを共に解決してきた、百戦錬磨の頼れる弁護士である。くの契約を作成し、厳しい交渉のにも常に同席してくれた、私の絶対な方だ。
『はい、森法律事務所です。あけましておめでとうございます』 「先、礼子です」 『おお、岡崎さん! おめでとうございます、お元気でしたか?』 「ええ、おかげさまで。先、元々で本当に苦しいのですが、私が元保証となっている1つの契約について、保証契約の即解除をお願いしたいのです」
私は机のの類を見つめながら、詳細な数字と内容を伝えた。
「物件は私が主となっているマンションの305号、契約者は岡崎健吾。
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この男に対する私の保証位を、本付けで完全に解除します。法根拠に基づく正式な面を即座に作成し、管理会社と本宛てに内容証で送付してください」
『……承いたしました。緊急案件として、本にリーガルチェックを終え、処理を完いたします』
森先の声には、瞬の驚きと疑問の響きが含まれていた。しかし、彼は流のプロフェッショナルとして、顧客の私活に関する余計な質問は切してこない。依頼された仕事を、確実かつ徹にこなしてくれる。
「ありがとうございます、先。よろしくお願いいたします」
話を切ると、私はく、きな息をついた。これで、息子夫婦の活の基盤を揺るがす2つのな法段が、完全にき始めた。
「礼子、本当にこれでいいんだな?」と正が改めて私の顔を覗き込んだ。 「ええ、あの子たちには、自分たちがどれほど恵まれていたのか、その現実をってもらう必があります。私たちがどれだけで彼らの活を支えてきたか、そして、その親の恩恵を失うことがどれほど恐ろしいを持つのかを、を以て理解してもらうわ」
計の針を見ると、すでに午1を過ぎていた。息子夫婦は今頃、あのかいリビングで、の両親と共に級料亭のおせちを囲み、私たちの作り料理を嘲笑いながら、楽しく正を過ごしているのだろう。
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しかし、その何もかもを吸い尽くしたような平なは、もうすぐ終わりを迎える。
「正さん、私たちもお昼にしましょう。持ち帰ってきた私のおせちを、2でゆくまでいただきましょうよ」 「あ、そうしよう。それがいい」
私たちはリビングのテーブルに移し、丹精込めて作った段のおせちを丁寧に並べた。黒豆、伊達巻、エビの艶煮、数の子、すべての料理が美しく輝いている。
「いただきます」
2で静かにをわせ、箸をつけた。黒豆を粒、に運ぶ。3、でじっくりと煮込んだ私の自信作だ。品な甘さがのに広がり、ふっくらとした柔らかながよく喉を通っていく。
「美しいな、礼子。やっぱり、おの作るおせちは世界最だ」 「ありがとう、正さん」
あの傲な奴らに拒絶されたおせちだが、料理のは切変わらない。いや、むしろ遮るもののない夫婦2の空で、静かにわうことで、つつの料理に込めた18、43の美しさが、よりく、に染み渡るようにじられた。
「これからは、あの子のためではなく、私たち自のこれからののために、美しい料理を作りましょうね」 「ああ、それがいい。もう息子ののに隠れて、あいつらのためだけにきる必なんてないんだからな」
正の力い言葉に、私はく、何度も頷いた。
その、テーブルのの携帯話がけたましく鳴り響いた。
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