"水亀の下に消えた嫁" 第6話
「亀のから遺骨がました」
その瞬だった。
雄の肩がきく震えた。
い沈黙。
やがて雄は顔を覆った。
そしてさな声で言った。
「もう……隠せないのか」
取調の空気が凍りついた。
13封印されていた真実がき始めた。
雄はしずつ話し始めた。
1993411の夜。
姉から話が来た。
「すぐ来て」
切羽詰まった声だった。
雄はトラックで向かった。
庭へ入ると。
そこには倒れているさゆりさんがいた。
かなかった。
から血がていた。
ふみは青い顔でっていた。
何があったのか。
最初は分からなかった。
しかし事を聞くうちに理解した。
論だった。
妊娠を巡る激しい言い争いだった。
もみいになった。
その結果。
さゆりさんは部をく打った。
かなくなった。
救急を呼ぶべきだった。
警察へ通報するべきだった。
だがは違う選択をした。
隠したのである。
雄はを掘った。
ふみは泣きながら見ていた。
夜。
遺体は庭へ埋められた。
そして亀が置かれた。
全てを隠すために。
警部補は供述を聞きながら拳を握った。
13。
族も警察も真実をらなかった。
そして母親は娘の帰りを待ち続けていた。
再捜査の結果。
事件の全体像がらかになった。
ふみは妊娠したさゆりさんにい執着を抱いていた。
孫を自分のものにしたい。
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嫁はだ。
そんな異常な支配欲があった。
。
証言。
教会での相談。
全てがそれを裏付けていた。
そして1993411。
論は最悪の結末を迎えた。
ふみが守ろうとしたのはの体面だった。
息子のだった。
自分自だった。
だが結果として失ったものはあまりにもきかった。
さゆりさん。
お腹の子。
族。
信頼。
全てだった。
13隠し続けた真実は。
たった通の匿名のによって暴かれた。
そのをいた物が誰だったのか。
最までらかにはならなかった。
だが確かなことがつある。
誰かが13抱え続けた罪悪に耐えられなくなったのである。
そして真実はようやくのへた。
鈴よしこさんは遺骨と対面した。
い箱のでいかなかった。
そして静かに語った。
「やっと帰ってきたね」
その言だけだった。
13。
娘はどこかできているかもしれない。
そう信じ続けていた。
だが現実は違った。
1993411の夜。
娘のは止まっていた。
それでも。
どこにいるか分からないまま待ち続ける苦しみは終わった。
遺骨は族のもとへ戻った。
のだった。
13。
さゆりさんが最に見た。
そして13。
ようやく真実がらかになった。
杉並の宅では、もうあの瓦根のを見ることはできない。
亀もない。
庭もない。
だがのに埋められていた真実だけは、消えることなく残り続けていた。
そしてその真実は、いを経て、ついに掘り起こされたのである。
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