みかん小説
本棚

"離婚11日後、私に9億8000万円が当たった" 第27話

母は私に帰る所がなければ婚を諦めると考えたのだ。

元夫にまで『今なら戻せる』と言っていた。

しかし達也は、『戻ってきて欲しいとはう。でも追い詰めて戻すのは違う』と答えていた。

彼も13、私のおや娘のおを『族の』と呼んで自分の判断で扱っただった。

だがになって、しずつ自分が妻のより『族ならこうするべき』という理屈を優先していたことをり始めていた。

それでも私は復縁しなかった。

を得たからでも、彼を罰したかったからでもない。

度壊れた信頼を、当選で修復できるとはわなかったからだった。

宝くじの秘密を最初にかしたのは、母ではなく弟だった。

ある、修平が『これを使え』と10万円の入った封筒を持ってきた。

私は『修平、私、宝くじ当たった』と伝えた。

『いくら?』と聞かれ『9億8000万くらい』と答えた。

弟は30秒かなかった。

ハッとして、自分が差しした封筒を静かにポケットへ戻した。

『じゃあ俺が持ってきたべ。返せ』と言った。

私は婚以来初めて、声をして笑った。

しかし弟はすぐ真顔になった。

『母さんには言うな。があるってったら今度は「族なんだから」になる』と言った。

私は『修平は何も欲しくないの?』と尋ねた。

弟はにも『欲しいよ』と答えた。

『10億いんだろう。欲しくないわけない』と。

広告

それから続けた。

『でも、欲しいことと、もらう権利があることは別だ』

その言葉で、私は初めて気づいた。

自分がで何も持っていないとわれていたに助けてくれたと、これからってづいてくるを、同じように扱う必はないのだと分かった。

数ヶ、私は自分から母へ当選のことを伝えた。

母の最初の反応は『修平にはもう話したの?』だった。

本当に9億8000万円いと分かると、母は言った。

『それだけあるなら族で考えないと。族のおでしょう』

その瞬、私は元夫が娘の教育資を勝に使ったの言葉をした。

族のだろう』と言った声を。

私は母へ『お母さんまで同じこと言うんだね』と言った。

『誰と?』と聞かれ『達也とよ』と答えた。

母は何も言えなかった。

弟へも、母は『あなたにも関係あるでしょう。何も欲しくないの?』と迫った。

しかし修平は『欲しいよ。でも欲しいことと、もらう権利があることは別だ』と、同じ言葉を母へ返した。

その、母は元夫にまで私の当選をらせた。

『復縁するなら今でしょう』と話した。

達也から本当に復縁してほしいと言われた、私は聞いた。

『当選をから?』

彼は『ってた』と答えた。

私はそれ自体は嘘ではないとった。

それでも『当選をってから言われたら、私はもう確かめられない』と伝えた。

広告

達也も『そうだな』と認めた。

方で私が分すぎる資産を持ったも、彼は『養育費、今まで通りでいい?』と聞いた。

『みかがいくら持っていても、向の父親なのは変わらないから』と言い、娘の費用を払い続けた。

私たちは夫婦には戻らなかった。

だがなくとも『を持つ側が全部決める』関係からはしずつれることができた。

私は約10億円で豪邸を買うのではなく、父が残した古いを修繕した。

根、断、浴、鍵、気配線を直した。

娘のさな部と机を作った。

弟の会社にも事を頼んだが、『普通の見積もりで』と伝えた。

彼も通常の額を請求した。

部分の資は専と相談しながら、期管理にした。

娘の教育と自分たちの活の全に使うことにした。

やがて当選の話が親戚にも広まった。

し貸してほしい』『10億くあるなら』と言われるようになった。

私は度だけ族ので宣言した。

『おの相談は全部お断りします。祝い事もお見いも普通にします。でも誰かのを支える庫にはなりません』

族なのに』と言われたには答えた。

族だから貸す。族だからする。族だから夫のところへ戻れ。私はその「族だから」で13失敗しました』と。

母との関係が戻るまでには、もっとがかかった。

になって母は、自分の母親も婚経験があったことを打ちけた。

貧困や親戚からの差別に苦しんだこと。

その記憶から、娘だけは絶対に婚させたくないとっていたこと。

広告

おすすめ作品

リンクを共有

以下のリンクをコピーして友達と共有してください: