みかん小説
本棚

"底辺受付嬢を見下す役員たちの誤算" 第18話

残りの3は空グループの現役だ。

そのの1つの名に、私は息をんだ。

斎藤の名の横に、赤ペンでさなメモがき加えられていたのだ。

『この男は当の資移の決定な証拠となる帳簿を握っている』

『彼のオフィスの庫の隠しスペースに保管されている』

便箋を握るが微かに震えた。

父は最の切り札を、このに残してくれていたのだ。

彼はこの世をってもなお、私を守り導いてくれていた。

私がを読み終えると、佐々弁護士は名刺を差しした。

「林様、このをお届けしたことで、私どもの委託契約は終いたしました」

彼は丁寧に言った。

「しかし、もし法な支援が必であれば、いつでもご連絡ください」

彼はし表をらげた。

「お父様は私たちのなクライアントであり、私たちも彼をく尊敬しておりました」

私は名刺を受け取った。

頷く。

「佐々先、ありがとうございます」

私は尋ねた。

「1つお聞きしたいのですが、こののをっているはにいますか?」

佐々弁護士は首を振った。

「いいえ。お父様が直接ケイマンといらして私に渡されました」

彼は断言した。

「っているのは私とお父様だけです」

「委託通りにお届けしましたので、私どもの方に記録は切残りません」

佐々弁護士を見送った。

広告

ドアを閉める。

私は再び窓辺に座った。

の差しはすでにに傾いている。

るいの模様が部の隅へとゆっくりと消えていく。

私は便箋をもう度読み返した。

最のに目を落とす。

『彼のオフィスの庫の隠しスペースに保管されている』

斎藤のオフィスは本社ビルの最階、役員専用エリアにある。

彼の庫にはづいたこともない。

しかし末の役員会のには、彼は違いなく会議の議席に座るはずだ。

彼の庫も同じフロアにある。

もしあの、あの帳簿をに入れることができれば、全てが終わる。

しかし問題は、斎藤のオフィスのセキュリティが非常に厳しいことだ。

普段はち入ることすら能だ。

ましてや庫の暗証番号など、彼本しからないだろう。

オフィスに忍び込めたとしても、庫をけられなければがない。

携帯がった。

ハルトからのメッセージだ。

『斎藤がまたいた。今の午3の役員と会議をした』

『議題はルートの再編だ』

『末の役員会で、君の戦略副社の解任を正式に提案し、自分の推薦する物を据えるつもりらしい』

私はそのメッセージを睨みつけた。

たく笑う。

斎藤の欲さは底なしだ。

役員会のトップの席だけでなく、私の副社の席まで奪い取ろうというのだ。

広告

私のプレゼン資料をに入れて、の核データを握ったと確信しているのだろう。

しかし彼はらない。

あの資料のデータには細してある。

彼が自分を誇示しようとすればするほど、私が掘った落とし穴にくはまっていくのだ。

彼が役員を抱き込んでいるということは、すでに数派作を始めている証拠だ。

もし彼が分な票を集めれば、役員会で私の解任決議を通すことができる。

そうなれば、いくら証拠を持っていても彼を止めることはできない。

私は急いであの帳簿をに入れる必がある。

私はハルトに返信した。

『斎藤のオフィスに庫がある。そこに決定な証拠の帳簿が隠されているわ』

『役員会のに、どうしてもそれをに入れる必がある』

ハルトの返信はすぐだった。

『庫の暗証番号なら、当たりがある』

『斎藤の政秘、浩だ。彼には暗証番号をメモ帳アプリに残す癖がある』

『彼の携帯にアクセスできるをっている』

私は眉をひそめた。

『そのは信頼できるの?』

『元グループの報システム部にいたエンジニアで、今は独してセキュリティ会社をやっている』

ハルトからの説が続く。

『の個の携帯の設定も彼がやったから、バックアップのは全て把握している』

『エンジニアならのメモ帳から庫の暗証番号を抜きせるかもしれない』

そうすれば、斎藤の庫もただの鉄くず同然だ。

『そのエンジニアに連絡して調べて欲しい。

広告

おすすめ作品

リンクを共有

以下のリンクをコピーして友達と共有してください: