"深夜2時、隣家の物置で赤ん坊を抱く4歳児" 第13話
緒に、あの子たちを幸せにしよう」
りんは、涙を拭いながら答えた。
「はい」
父が、嬉しそうに言った。
「とも、おめでとう。良かったな、蒼太」
族全員の力な応援を受けて、俺たちは決を固めた。
翌、俺とりんは揃って児童相談所を訪れた。
俺たちは、田さんに里親になりたい旨をはっきりと伝えた。
田さんは、し驚いた顔をした。
「おが、ひなちゃんとメイちゃんの里親に」
俺は、背筋を伸ばして答えた。
「はい。俺たち、あの子たちを族として迎えたいんです。がかかっても、必ず乗り越えます」
田さんは、戸棚から分い資料を取りし、説を始めた。
「里親になるには、まず研修を受けていただきます。期は、約3ヶです」
俺は、尋ねた。
「研修では、何を学ぶんですか?」
田さんは、資料のページをめくりながら答えた。
「虐待を受けた子供への接し方、のケアの方法、法律の識などです」
俺は、頷いた。
「わかりました」
田さんは、説を続けた。
「研修が終わったら、庭訪問調査があります。おの活環境を、確認させていただきます」
りんが、質問した。
「民宿ですが、丈夫でしょうか?」
田さんは、微笑んで答えた。
「子供たちが全に暮らせる環境であれば、問題ありません。部の準備なども、お願いします」
俺は、メモを取りながら答えた。
「はい、準備します」
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田さんは、最に言った。
「最に、面接審査があります。おのや覚悟を、確認させていただきます」
俺は、全体のスケジュールを確認した。
「どれくらいの期がかかりますか?」
田さんは、申し訳なさそうに答えた。
「全体で、くても半ほどかかります」
俺は、りんの顔を見た。
「半でも、必ずやり遂げます」
田さんは、元の資料を閉じた。
「おの気持ち、よくわかりました。ひなちゃんとメイちゃんも、おのことを待ってるといます」
俺とりんは、をげた。
「ありがとうございます」
田さんは、申込を差しした。
「では、まずは研修の申し込みをしましょう」
俺たちは、そので研修の申込に記入を済ませた。
児童相談所をた、俺たちはすぐに保護施設へと面会に向かった。
ひなとメイに、この決定を報告しなければならない。
面会に入ると、ひなが駆け寄ってきた。
「パパ、ママ」
俺は、ひなと同じ目線になるようにしゃがんだ。
「ひなちゃん、事な話があるんだ」
ひなは、首を傾げた。
「何?」
俺は、りんの顔を見てからひなに言った。
「俺とりん、ひなちゃんとメイちゃんの本当のパパとママになりたいんだ」
ひなは、目を丸くした。
「本当の?」
りんは、ひなのを握った。
「そう。緒に暮らせるように、今準備してるの」
ひなは、声のトーンをげた。
「緒に暮らせる?」
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俺は、し申し訳なくいながら言った。
「ああ。でも、しがかかるんだ。もうしだけ、待っててくれる?」
ひなは、しだけ考えてから、満面の笑顔で頷いた。
「待つ。ずっと待つ」
俺は、ひなを抱きしめた。
「ありがとう、ひなちゃん」
ひなは、俺の背にを回した。
「パパとママが迎えに来てくれるなら、いくらでも待つよ」
その純粋な言葉に、俺たちの目から涙が溢れた。
俺は、涙声で言った。
「約束する。必ず迎えに来る」
りんも、ひなの背を撫でた。
「ずっと緒だよ。ひなちゃん。メイちゃん」
ひなは、メイの寝ているベッドにき、メイを抱きしめて嬉しそうに笑った。
週末ごとに催される養育者研修は、俺の像以に厳しいものだった。
講師が、ホワイトボードのにって説する。
「虐待を受けた子供は、の些細な言にも敏に反応します。約束を破ることは、決して許されません」
会に集まった受講者たちは、皆真剣な表でメモを取っている。
りんも、俺の隣の席でに講義にを傾けていた。
消防士代、俺は危険な現で数くの命を救ってきた自負があった。
でも、く傷ついた子供のを癒すことは、それとは全く違う種類の難しさがあるのだと気づかされた。
講師は、事例を交えながら説を続ける。
「トラウマを抱える子供は、些細なことでが爆発することがあります。
そのどう対応するか、それが養育者の真価を問われる瞬です」
俺は、ペンをらせながら、その言葉をに刻み込んだ。
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