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"宅配便を盗んだ隣家の息子と、箱から飛び出した蚊" 第10話

「あと、お客さんがで待つのためにベンチ用した方がいいかもな。じゃあ俺が廃材で作るべよ」

塩田は彼らの自発なに嫉妬した。

「しかもこのたち自分からどんどんく。今のうちとは根本に違う」

桜さんが元気よくに戻ってきた。

「よし、自分から戻りました」

塩田はそのさに驚愕した。

「い」

梅さんがレジでお釣りを渡していた。

「はい。お会計ですね。ラーメン4つ、餃子2つに」

客が梅さんの元を見て驚いた。

「ああ、そろばんですか。リアルに使われているのを初めて見ましたよ」

塩田はを抱えた。

「そろばんだと。うち、レジの精算導入するのに200万はかかったのに、これなら件費だけで済むじゃねえか」

で待っている客たちが噂話をしていた。

「ここの従業員のおじいちゃんおばあちゃん、みんなパワフルね」

「なんか最バズってるぜ。シルバー5衆って」

塩田はスマートフォンを取りし、SNSを確認した。

「はあ。おお、マジだ。俺が狙ってもできなかったのに」

塩田は負けを認めたくなかった。

「ですね。戦略まで成功させてやがる、お寄りたちが」

アキラが塩田の背に向かって声をかけた。

「料理はいかがでしたか?塩田さん」

塩田はビクッと肩を震わせた。

「うん。はその」

塩田は振り返り、子を取った。

「ええ、バレている。塩田」

アキラは静かに微笑んでいた。

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塩田は顔を真っ赤にしてち尽くした。

「スパイしてたのがバレる。すっげえ恥ずかしい」

老のが塩田をからかった。

「偵察かな?ハイパーラーメン今閑古鳥が鳴いているし」

塩田は歯軋りをした。

「くう」

リーダー格の老が塩田に向かって言った。

「塩田さんには謝しているよ。俺たち5の契約更しないでくれて」

塩田は黙って彼らを見た。

老は楽しそうに笑った。

「ああ。ほら、よりずっと楽しく働けてる」

塩田は悔しさに唇を噛み締めた。

「え、となるとハイパーラーメンの塩田は、自分からきな戦力を放して結果ラーメンアキラがくなったわけか。敵に塩を送るどころじゃないね」

塩田は耐えきれなくなり、声で鳴った。

「おらうるせえ」

塩田はアキラを睨みつけた。

「アキラさん、今はたまたまうまくいっているようですが、経営は期戦。結局利なのは資本がきい方なのですよ」

アキラは静に頷いた。

「なるほど。それも理あります。でもきい方が必ず勝つとも限らないんですよ」

塩田は捨て台を吐いてちった。

「言いやがったな。だったら見せてやる。のの戦い方ってやつをな」

塩田は自分のに戻り、すぐに本部に話をかけた。

「ああ、もしもし。許おりましたか。ありがとうございます。が支はから幅割引をする。

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普段は650円の醤油ラーメンがなんと390円だ」

塩田は部たちに指示をした。

「絶対たくさんお客さんが来るに違いない。これでハイパーラーメンの良さを再認識していただき、反抗につなげるのだ。はい」

塩田は自信満々に腕を組んだ。

「シフト調して員も確保したし、成功違いなしだぜ」

翌、ハイパーラーメンには予通りくの客が押し寄せた。

しかし、内は混乱に陥っていた。

塩田は慌てて指示をばした。

「うん。お客さん来た。来たけど混乱じゃねえか。混雑に慣れてねえから従業員同士が何度もぶつかりそうになっている。線が理されてねえ」

アルバイト同士がぶつかり、皿が割れる音が響いた。

客が満げにアルバイトを呼び止めた。

「すみません。子供用の取り皿が来てないんだけど」

アルバイトは慌てふためいた。

「は、はい。ただいま」

塩田はかつての齢者スタッフをいした。

「マチコさんが接客していたには、取り皿を渡し忘れるなんて絶対なかったわ。しが空いても忙しい伝おうとするやつもねえし。おな、なんだ」

突然、注文用のタブレットがフリーズした。

アルバイトが塩田に駆け寄った。

「かつてないほどの量の注文で、システムに過負荷がかかって止まったようです」

塩田はを抱えた。

「はあ。じゃあみんなで注文」

アルバイトたちは首を横に振った。

「あ、あ、教わってないことはできないです」

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