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"宅配便を盗んだ隣家の息子と、箱から飛び出した蚊" 第11話

別のアルバイトも満を漏らした。

「この状況になったのは僕たちの責任じゃありませんし、それに精算も使えない。今お釣りを違えて渡したりしたら面倒なことになりますし」

塩田は彼らの柔性のなさに絶望した。

「アドリブ効かねえ。あのじいさんばあさんなら平気でこなしてくれただろう。グダグダにもほどがあるな。ラーメンアキラくか」

待ちくたびれた客たちが次々と帰っていく。

塩田がアルバイトを引き留めようとした。

「あ、お客さんちょっと待って」

しかしアルバイトたちはエプロンをした。

「シフトの終わったので帰ります。はいよ」

夜になり、本部の営業部から話がかかってきた。

「売りキャンペーン、失敗だったようですね」

塩田はや汗を流しながら答えた。

「あ、はい。桐営業部。でもお客様の数は」

桐部は酷に指摘した。

「数は来てもそれをうまく回すことができなかった。オペレーションが完全に崩壊していたようですね。ソフトの具が起きたことを差し引いてもひどいものです。どうしたのです?以のキャンペーンではこんなことはなかったのに」

塩田は内で言い訳をした。

「あの老たちを解雇したからだよ」

桐部はさらに追い打ちをかけた。

「今回のキャンペーンによりコミでそちらの支の評価は落ち、引きいにラーメンアキラを評価する声もあります。

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お客様への気遣い。オペレーションの速さ」

塩田は話を切り、机を叩いた。

「かえって差を広げることになっちまった。本部からの評価も落ちるし。くそ。だがまだ諦めてたまるか」

数、塩田は再びラーメンアキラのにっていた。

彼は嫌がらせを企んでいた。

「うまいラーメンを紹介してくれてありがとうございます。くれぐれも迷惑をかけないようにな」

塩田は列に割り込もうとした。

すると、柄な老が塩田のにち塞がった。

「おいや、お兄ちゃん、並ぶ所違えてないかい?」

塩田はわざとらしく驚いたふりをした。

「あ、いや、何言っているの?言いがかりや」

老はのを指差した。

「おら、そこに防犯カメラ仕掛けてあるべ。お客さんがどう並んだかはすぐに分かるべ」

塩田は怯るんでずさりした。

「なんだこいつ。腕もすっげえ太いし。う、分かった」

塩田はに入り、席に座った。

彼は次の作戦を考えていた。

「だ、だがまだ方法あるな。注文した品を持ってきたところでわざとぶつかって落とせよ」

桜さんがラーメンを持って塩田のテーブルにづいた。

「お待ち様であります」

塩田はタイミングを見計らってちがった。

「来た。トイレきたくなってきたなと。おっと」

塩田は桜さんに体当たりしようとした。

しかし、桜さんは鮮やかなのこなしで塩田を避けた。

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「危ない」

桜さんはラーメンを滴もこぼさずにテーブルに置いた。

「え、自分は元タクシー運転。もしかしたら運転は基本であります。もしかしたらお客様がいきなりちがるかもといましたので」

の客が塩田を指差して非難した。

「ちょっと今らかに体当たりしようとしたよな」

塩田は焦って否定した。

「は、どこにそんな証拠が」

客はスマートフォンを掲げた。

「ラーメン撮ろうと画回してたら、たまたまさっきのあんたも録画されちまっててな」

塩田は目を泳がせた。

「嘘つけ」

客は塩田に詰め寄った。

「に入るの騒ぎ見て、俺がなんかしそうとってマークしてただろ。いいんちゃん。何のつもりだい?派な営業妨害だよ。警察ってゆっくりお話するかい?」

塩田はちがり、逃げる準備をした。

「警察?ここは旦逃げて。おっと」

しかし、の客たちが塩田のくを阻んだ。

「あんたどういうつもりだ?おい」

女性客もりの声をげた。

「このに迷惑をかけようとしたのは許せないわ」

塩田は客たちの団結力に驚愕した。

「客との繋がりがえ」

アキラが厨からてきて、客たちをなだめた。

「まあまあ皆さん、ひとまずラーメンべてもらいましょうよ」

客たちは席に戻り、ラーメンをべ始めた。

「ああ。はい、いただきます」

アキラは塩田に微笑みかけた。

「どうかしら」

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