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"深夜2時、隣家の物置で赤ん坊を抱く4歳児" 第19話

「じゃあ、おもちゃのお部で緒に遊べますね」

ひなは、客の子供とをつなぎ、楽しそうに案内していった。

その様子を、台所からりんが見守っている。

「ママ、お伝いする」

4歳になったメイが、りんのろをちょこちょことついて歩いていた。

メイは、さな両でカゴに入った野菜を運ぼうとしている。

その懸命な姿が、とてもらしい。

りんは、振り返って笑った。

「メイ、ありがとう。じゃあ、このトマトをテーブルに運んでくれる?」

メイは、元気よく返事をした。

「うん」

メイは、トマトの入った皿を両で持ち、落とさないように慎に運んでいった。

そのの夕、族4でいつものように卓を囲んだ。

ひなが、得げに報告した。

「パパ、今ね、学で絵を描いたの。族の絵」

俺は、箸を止めて聞いた。

「へえ、どんな絵を描いたんだ?」

ひなは、振り振りを交えて説した。

「パパとママと、ひなとメイがをつないでる絵。先がね、とっても幸せそうな族ねって言ってくれたの」

りんは、嬉しそうに目を細めた。

「素敵な絵ね。今度見せてね」

ひなは、きく頷いた。

「うん」

横で聞いていたメイが、声をげた。

「メイも、お絵かきする」

、メイはクレヨンを握りしめ、画用にぐるぐると丸を描いた。

メイは、その絵を俺に見せた。

「これ、族」

俺は、その丸い絵を見てを撫でた。

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「だな」

メイは、褒められて嬉しそうに笑った。

その夜、子供たちを寝かしつけた、俺とりんは2でベランダにてを眺めていた。

りんが、夜に吹かれながら言った。

「こんな未来が来るなんて、わなかったわ」

俺は、すりに寄りかかって頷いた。

「ああ。あの夜、ひなの泣き声を聞いた、まさか族が増えるとはわなかった」

俺は、りんの肩を抱いた。

「今は、あの夜に会えて本当に良かったとってる」

りんは、俺の胸にを預けた。

「ひなとメイがいないなんて、もう考えられない」

俺も、同じ気持ちだった。

「私も、この4でいることが、私の幸せなの」

俺は、りんのをしっかりと握った。

「これからも、ずっと緒だな」

りんは、微笑んで答えた。

「ええ、ずっと緒よ」

翌朝、またしい1が始まった。

ひなが、元気に階段をりてくる。

「パパ、おはよう。今はにこうよ」

メイも、ろからついてきて叫ぶ。

「うみ、うみ」

俺は、エプロンをつけて笑った。

「よし、朝ごはんべたらこう」

4でテーブルを囲み、朝をべながら今の予定を話しう。

それは、どこにでもある何気ない常だ。

でも、この何気ない常こそが、俺たちが今、番切にしている宝物だった。

かつて俺は、消防士としてのにび込み、くの命を救ってきた。

でも、俺が本当に救われたのは、ひなとメイに会ってからだったのだ。

この子たちが、俺に族の温かさを教えてくれた。

そしてりんが、俺にをすることの素らしさを教えてくれた。

朝を終え、にる準備をする。

ひなが、玄関で靴を履きながら急かす。

「パパ、くく」

俺は、靴紐を結びながら答えた。

「パパ、今くぞ」

にると、4でをつないでへと向かって歩きした。

見げれば、つない青い空が広がっている。

目のには、太陽のを反射して輝くがある。

そして両には、する族の温もりがある。

俺は、これ以の幸せはないとからった。

振り返ると、緑荘の板が朝に照らされて輝いていた。

「子連れに優しい民宿・緑荘」

そう、この板ので、俺たちのしい族の物語は、これからもずっと続いていく。

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