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"宅配便を盗んだ隣家の息子と、箱から飛び出した蚊" 第30話

らかに社員でないやつをぞろぞろ連れてたわけだし」

タガミ社はし考えて頷いた。

「うん。ま、確かにそれなら止めるなり私に連絡して確認を取るなりしてもでしょ。だからアキラさんにもこの事件の責任の端があると言っても」

僕はく否定した。

「切ないですよ」

タガミ社は驚いて僕を見た。

僕はりを込めて彼らに言った。

「何を言うかとえば責考もだしい。僕は正規の続きに則りをお渡ししただけです。誰が像できますか?お友達のインフルエンサーと売約済みのを乗り回して事故を起こすなんてことを」

タガミ社は言葉に詰まった。

「確かにそうだな」

僕はタガミ社に向かってはっきりと言った。

「それにね、今回の事件の根っこにあるのはタガミ社の過失だといますよ」

タガミ社は眉をひそめた。

「ああ、何を言っているんだね」

僕はタガミ社の目を真っ直ぐに見た。

「だってそうでしょう。今回の件を見る限り、タモツさんに副社としての自覚も責任もなかった。そして聞くも持たなかった」

僕は彼らの社を指摘した。

「タガミ社の癖として、とにかくの話に聞くを持ちません。結果社内に発言しづらい空気がまれ、社にの痛い言葉も入ってこなくなった。僕の言っていることに何か誤りはあるでしょうか?」

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タモツはので同した。

「うわあ。アキラさんの言っていることは図で違ってねえ」

僕はさらに具体な例を挙げた。

「現に先のうちに頼んだの備の件、結局問題を起こしたのは息子さんだったのに、それを咎めもせず」

タガミ社は言い訳をしようとした。

「いや、それはだね」

僕は彼の言葉を遮った。

「ほらまたの話を遮りきる。その姿勢と内に甘いこと。それが今回の事態を招いたんですよ」

タモツは満げに言った。

「そうだそうだ。俺だってある被害者と言えなくも」

僕はタモツに向かって激した。

「そんなわけありますか。あなた々アキラモータースの社員がどれほど精魂込めてボルボルギーニ20台備したかごですか。あんなに破壊してボロボロになってたのを見たの僕たちの気持ちが分かりますか?」

タモツは言葉を失った。

僕は彼をたく見ろした。

「分かるわけないですよね。分かってたら運転の素であるインフルエンサーなんて絶対連れてきませんもんね」

タモツは恐怖をじてずさりした。

「怖え。普段穏やかなほどると怖いって本当だな」

僕はタモツにややかに尋ねた。

「体タモツさん、今はが社を目指す途で事故にあったようですが、体何をしに来られたのですか?」

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タモツはしどろもどろになって答えた。

「あ、その、アキラさんとは付きいもあるし、ボルボルギーニの塗装とか変えてもらおうかと」

僕はで笑った。

「やりますか?誰がそんな逃の塗装にを貸すようなことを」

タモツは完全に追い詰められ、逃げそうとした。

「くそ。こうなったらって逃げ」

しかし、駐の入りにはパトカーが到着していた。

警察官たちがからりてきた。

タモツは絶望の声をげた。

「あ、警察」

僕はスマートフォンを掲げて言った。

「あ、さっきこっそり通報しておきました」

僕はタモツを見据えてたく言った。

「いませんでしたっけ?しく自首のを見せておけばよかったのに逃しようとするなんて。これはさらに罪がくなりますね」

タモツは僕をめしそうに見た。

「うわ、やっぱ綺麗だ。しこえ。俺たちと話したのも警察が来るまでの稼ぎか。ほんわかしてるくせに抜け目ねえ」

タモツは警察官に取り押さえられた。

彼は泣き叫びながら連されていった。

「これからど、これからどうなるんだ?」

それから数ヶ。

タモツは逮捕され、お仲のインフルエンサーと共に刑事裁判を受けた。

罪状は、会社への背任、器物破損、交通法違反などオンパレードだった。

法廷で彼らは互いに責任をなすりつけった。

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「タモツのに私は乗っただけで」

「ノリノリだったじゃねえか」

タモツと仲たちが汚く罵りう様子は、連報された。

そして、裁判の判決がされた。

タモツは実刑判決を受けた。

「懲役?刑務所入るの?この俺が」

の19は執猶予がついた。

しかし、もちろんみんなとんでもない賠償を支払う義務がある。

「とても払えないわよ」

方、DQプレミアディーラーはあえなく倒産した。

タガミ社本も額の借を背負う羽目になった。

彼は今、雇いの仕事をしている。

「今は所待ちのタモツさん」

そのお仲の元インフルエンサー19と、空気のいい所で元気いっぱい、汗いっぱいかいて働いているらしい。

僕はニュースを見ながら、くため息をついた。

「の話にきちんとを傾けておくんだった」

方、僕のはますます忙しくなっている。

私は備を終えた体を優しく撫でた。

「よし、ボルボルギーニ、完璧に備できたぞ。素敵なオーナーさんの元にければいいな」

私は青空を見げ、く息を吸い込んだ。

自分勝ないは、必ずしっぺ返しが来るものだ。

私は具を片付け、再び自分の仕事へと向き直った。

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