その日の夕方、私は新幹線の自由席に座り、家へ帰る途中でした。普段は指定席を取るのですが、どうしてもその日は指定が取れなかったため、自由席を利用することにしました。なんとか車両の一番前の席を確保できた私は、事前に買ったお弁当を食べながら、携帯を充電していました。
しばらくの間、静かな車内で快適な時間を過ごしていたのですが、突然、見知らぬ女性が子どもを連れて現れました。その女性、通称「セコママ」は、私と通路側に座っていた海外旅行帰りの女性に向かって、驚くべき要求をし始めたのです。
「あなたたち若いんだから代わりなさいよ!」とセコママが言い放ちました。私は一瞬、何が起こったのか理解できず、隣の女性も驚いた様子でした。私たちは当然、その要求を拒否しました。しかし、セコママはあきらめるどころか、さらに激しい口調でこう続けました。
「こっちは子どもを抱えて大変なんだ!その荷物がなければ子ども一人ぐらい座らせられるだろう?この新幹線じゃなきゃいけない理由もないんだから、降りろ!」と。彼女はまるで自分の言い分が当然かのように、私たちに圧力をかけてきました。
さらに、「1時間は我慢するから、その後かわってぇーん」と言い始める始末。まるで私たちが彼女に席を譲るのが当然であるかのような態度で、何度も何度も要求してきました。
その状況を見かねたのか、周りの乗客たちも徐々に騒ぎに気づき始めました。立っていた他の乗客たちがセコママの非常識さに怒り、次々と声を上げました。
「この時間なんだから、座れないことぐらいわかるだろ!」
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